アーカイブ | 2012年7月16日

千葉国際・相内に日米13球団スカウト

千葉国際・相内に日米13球団スカウト!DeNA・高田GM自ら足を運ぶ
最終回に登板し、好投する千葉国際・相内(撮影・吉澤敬太) 
「高校野球千葉大会・2回戦、千葉国際10‐0土気」(15日、市原市臨海)
今秋ドラフト候補の千葉国際・相内誠投手(3年)が日米13球団36人のスカウトを前に1回無失点の好投を見せた。

スカウト陣の注目を一身に浴びて初戦を突破した。阪神を含む日米13球団36人がネット裏に集結する前で、六回から2番手として登板。1回1安打1奪三振の無失点で試合を締めた。
練習試合が雨天中止となり、実戦は2週間ぶり。自ら志願してマウンドに立った。「球がいつもより走らなかった。(出来は)7割ぐらい」と自己採点は辛かったが「まずは勝てて良かった」と笑みを浮かべた。

直球は自己最速に4キロ及ばない139キロ。試運転の段階だが、スカウト陣は素質を高く評価した。ロッテの永野チーフスカウトが「球速以上のキレがある」と話せば、自ら足を運んだDeNA・高田GMも「体がいいね。長いイニングを投げるところを見てみたい」と期待した。

目標が2つある。「プロに行きたい。甲子園に行けば、プロへの近道にもなるかな」。自身の右腕で母校を初の甲子園に導き、そして最高峰の世界へ。実現に向けて、順調に最初の一歩を踏み出した。