アーカイブ | 2012年7月20日

角中 オールスター戦に独立リーグ出身者で初出場

<ロッテ>角中 オールスター戦に独立リーグ出身者で初出場
独立リーグ出身者として初めて球宴に臨むロッテ・角中
野球の独立リーグ出身者として初めて、ロッテの角中(かくなか)勝也外野手(25)がプロ野球オールスター戦に出場する。第2戦(21日)の会場は、四国アイランドリーグ(現四国アイランドリーグplus)時代に駆け回った愛媛・坊っちゃんスタジアムだ。「お世話になった人に成長した姿を見せたい」と角中も意気込んでいる。

石川・日本航空二高を卒業した06年、高知入りした。月給は十数万円。他の選手と共同生活を送りながら野球に打ち込んだ。角中は「大した苦労はしていない」と淡々と振り返るが、元巨人の投手で当時監督だった藤城和明さん(56)は公園で夜間練習に取り組む角中の姿を覚えている。「5、6回バットを振ると頭を抱えこんで座り込み、また10回ぐらい振る。その繰り返し。考える力があった」。旺盛な研究心が飛躍の原動力とみる。