Daily Archives: 2009年1月18日
猫網出動！
買い物に行こうとチャリを飛ばしていた。
ちゃちゃの出没エリアを通りかかるときは
その辺のお宅の庭を覗く習慣がついている。
と、茶色い物体発見。
チャリを止め、よ～く見ると、あるお宅の庭で
ちゃちゃが昼寝をしている。
とっさに猫網が頭に浮かんだ。
「チャンス！」
すぐに家に戻り、器に餌・ササミ・マタタビを乗せ、
手に猫網を握り、ちゃちゃの元へ。
このお宅には、猫捜索のためお庭に入らせて頂く
許可をもらっている。
音をたてないよう門扉を開け、慎重に１歩1歩近づく。
５ｍがちゃちゃの警戒ゾーンのようだ。
むくっと起き上がり、眠そうな目でこちらを見ている。
「ちゃちゃ」
呼んでみると
「にゃ～」
と答えてくれた。
久々に聞くちゃちゃの声。
顔を見ると、鼻に引っかき傷がついている。
どこかの野良猫とやりあったんだ。
猫エイズキャリアの猫に噛まれることが一番心配。
早く保護しなきゃ。
改めて思う。
そっと餌を置き、１歩、２歩と下がってみる。
後ろ手に猫網を隠して握っている。
ちゃちゃは鼻をヒクヒクさせている。
大好きなマタタビのニオイがするのだろう。
起き上がって餌の方へ歩いて来た。
猫網で一気に捕獲！？
心臓がドキドキ
してきた。
いけない癖・・・小心者の私は本番に弱い。
それにマイナス思考になってしまう。
猫網の説明では
輪っかを猫の頭に被せれば、習性で
網の奥に入って行きます。
家にいる猫で試してみたが、後ずさりして
見事に逃げられてしまった。
練習で成功していないのに、いきなり本番？？
しかも失敗すれば、さらにちゃちゃの警戒心は強くなる。
ちゃちゃとの距離も猫網が届くほど近くはない。
どうしよう！猫網、試すべきか？
ドキドキしながら１歩近づく。
すると、ちゃちゃは餌も食べずにゆっくりと立ち去ってしまった。
後を追うこともできず。
やっぱり猫網、使えなかった。
結局使えなかった猫網
去勢手術終了
決心して茶トラを病院へ連れて行った。
去勢手術。
去勢すると、性格が丸くなるらしい。
いくつかの病気を防ぐこともできるらしい。
それから野良猫を増やさないで済む。
手術が終わり、夜迎えに行った。
獣医さんから聞かれた。
「この後すぐに放しちゃいますか？」
野良猫と伝えていたので、放すとどこか自分の
テリトリーに戻って行くと思ったのだろう。
が、茶トラはもう家に住み着いてしまっている。
外で放しても、猫用出入り口から入って来る。
手術をしたのだから、この子の一生に
責任を持たなきゃ。
そう思った。
他の子同様、ワクチンも打ってもらい、
お薬ももらって家に帰った。
ちゃちゃが戻ってきたら、もう意地悪しないで
仲良くするんだよ。
そう茶トラに言い聞かせた。
手術後の茶トラ
猫網
ちゃちゃに遭遇するたびに思っていた。
近づくと逃げてしまうので、
虫を捕まえる棒のついた網。
（名前は何と言うのだろう？）
虫取り網の大きい版があればなぁ・・・
あった！！
最終兵器が敗れてから、ネットでいろんなサイトを
調べていた。
猫を捕まえるための網。
本来の使い方は、ケージから猫を出すときに
暴れる猫を捕まえるため。
広い場所で逃げ回る猫には不向き。
でも、使えるかもしれない。
早速注文。
猫網と純度の高いマタタビとマタタビ栽培セット
最終兵器敗れる
気づけばこの１週間猫日記を書いていなかった。
が、決して家出猫保護活動を休んでいたわけではない。
１３日午後、最終兵器である捕獲器をちゃちゃの
通り道だと思われる場所へ移動。
人気のない空き地。
１時間とたたないうちに、野良猫しまじろうが入った。
「あんたじゃないのよ～。」
他の猫のニオイがつくとマズイ。
一旦捕獲器を持ち帰り、水洗い。
再度空き地に設置。
夜１１時半まで様子を見たが、変化なし。
捕獲器を持ち帰る。
ちゃちゃママに確認したところ、ちゃちゃは
夜中の２時ころ餌をもらいに来る。
捕獲器の餌に手を出してもらうため、
ちゃちゃママには、餌をあげないよう依頼。
この寒さの中、お腹を空かせてちゃちゃママを
頼って行くちゃちゃのことを思うと胸が痛むが
保護のため、と心を鬼にする。
翌１５日、一日捕獲器を置いてみるが
まったく変化なし。
やはり、ちゃちゃは夜中の２時ころ餌を
もらいに来たらしい。
ちゃちゃママも心を鬼にしてもらっている。
１６日、昼、近くのお家で餌をもらっている
野良猫う○こちゃんが入っていた。
その後やはり変化なし。
ちゃちゃは、捕獲器には入らない。
そう確信した。
最終兵器、ちゃちゃに敗れる・・・
最終兵器
