アーカイブ | 2018年1月7日

あすみ「記念原稿」

「あすみ見守り隊」立ち上げ2年を振り返って
福祉委員会委員長 兀脇順吉

当地域内における高齢化の進展が、益々深まっていく中で、平成27年4月に準備委員会を発足、平成27年10月に活動を開始し、早いもので、平成29年10月で丸2年を経過しました。
当初スタートは見守り対象者15名と14名のボランティア「あすみ見守り隊」の編成でありました。
この間2年、期初に新規募集を図り、現在は見守り対象者18名、見守りボランティア21名で自治会エリアを5ブロック、1班3名~6名で5つの班を編成し、月2回1時間程度の「対面による安否確認」と「外部からの見守り」の双方を申込者の希望に応じて行っています。
残念なことに高齢者の見守りにおいて、やはり2年の環境の変化に応じて否応なく身体に異変が生じ、不幸や在宅介護で対応ができず、施設入所等見守り対象者から外れる事例が散見されると共に、新たに新規参入者が出にくい状況が見受けられます。
然るに、色々と隊員のモチベーションを上げるべく、月1回の関係者との会議、講習会の実施等をして参りました。
又、自治会ブログを通じた広報活動を展開し、会議議事録の投稿・回覧をして、地域の繋がり「向う三軒両隣」の構築を図ってきましたが、とりわけ自治会との連携が今ひとつ少なかったような気がします。
つい先ごろ千葉市の地域福祉計画が発表され、自助・共助・公助の下、支え合いのまち千葉を謳っていますが、今後地域の自治会活動の活性化を如何にして図っていくかが最も重要な取組みかと考えます。
又2年前に朝日新聞で「どうする自治会・町内会」という誌上フォーラムが特集されておりました。
まさに高齢化の進展の中、行政と自治会との関わりを、薄れゆく地域の繋がりの中で、如何にして育成していくかが今後の大きな課題と思料致します。
当自治会においても、「自分たちの街は自分達で守る」との理念の下、「向う三軒両隣」の地域の繋がりを構築すべく積極的に自治会活動及び地域のボランティア活動に参加していきましょう。
今後の高齢者の支え合い、見守り活動は当地域において、一人暮らしの高齢者が増える中で必要不可欠な活動と考えます。
自治会会員様の益々のご支援をよろしくお願いいたします。

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高齢者見守り風景