平成27年5月15日(金)13:30~15:30 白鳥市議会議員と以下のテーマに就いて話し合いを持った。
自治会から見た千葉市住民サービスの問題点と解決法
自治会側から見た千葉市側の現状:
行政によるきめの細かい住民サービスは町内自治会や社会福祉協議会などの地域団体に益々依存せざるを得なくなっています。現に、県や市からの情報伝達は自治会の回覧を通し、防犯防災面では自治会による防犯灯の管理やパトロール隊、自主防災組織や避難所運営委員会による住民組織による防衛、環境整備面では公園の清掃やごみの分別等々、さらに平成27年度からは第3期地域福祉計画と称して住民自身の共助による独居高齢者の見守り等々を含む福祉計画の旗振りがなされようとしています。
10月の国勢調査では自治会に全く依存せざるを得ない状況です。
自治会側自体の現状:
順番に廻ってくる街区長になるのを嫌って自治会を脱会する世帯が出始めています。高齢化の波の中で街区長に選ばれてもその職責に耐えられない方も益々増えてくるのは避けて通れない自然のなり行きです。このままの状態だと千葉市から委託される様々な業務をこなすどころか自治会員数の減少は雪だるま式に加速し、自治会の崩壊に繋がりかねない状況で、自治会役員の肉体的精神的負担は増すばかりです。
因みに、あすみが丘第一自治会の会員数は平成15年3月31日時点ではほぼ700世帯であったのが平成27年5月1日現在では655世帯に減少しています。
住民側と市側の問題点:
住民側では自治会は単なるもの好きが集まる任意団体であるという意識が蔓延し、千葉市側は、特に本庁の職員達は自分たちが市民の公僕であることを忘れ、自治会が市の出先機関に成り下がって日夜奮闘していることを市民に繰り返し啓発することもせず、その仕組み作りを怠っている。
自治会長から提示した解決案:
☆市政便りなどで繰り返し自治会の役割りに関する啓発活動
☆塵ステーションや防犯灯のサービスの申請は自治会を通さなければ受付け
ないような仕組みを作れないか。
☆防災情報などの自治会が関与している避難所運営委員会の役割りを啓発
することはできないか。
☆本庁職員の公僕としての自覚を促す教育をしてほしい。
☆本庁職員の区役所とのローテーション(本庁職員に現場を経験させる)
を実現できないか。
☆区役所地域振興課の役割りと権限の強化(ワンストップ・オフィス化)
☆区長の権限強化
以上