みなさん、お久しぶりです!!
幕チャリに関わり続けて早3年のあやです
1年生で幕チャリに飛び込んでから、今では私も就活生です・・・
まぁ、そんな話はさておき、
「カンボジア訪問日記2010
~幕チャリ、その後のSTORY~第二弾」
今回は、
カンボジアのACT事業地域訪問第1日目のご報告をさせていただきます
1日目は、
「CEDAC (カンボジア農業開発研修センター)」
というNGO団体の事業地域のひとつであるカンポート州に行ってきました
11月ですが、夏のようにとっても日差しが強く暑い日でした
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まず、CEDACさんとは、どんなNGO団体さんかと言いますと、
カンボジアの農村部に住む農家の方が協力し合って、
自分たちの力でよりよい生活をできるよう、農法等の技術支援を行う
カンボジアのNGO団体さんです。
ご興味のある方は、詳しくはHPをご覧ください
CEDAC(カンボジア農業開発センター)HP
http://www.cedac.org.kh/home.asp
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ではでは本題に入らせていただきます
この度伺いましたのは、CEDACさんの仲介により設立された、
農民協会のリーダー、ビン・チンさんのお宅
こちらのお写真です↓
まわりを青々とした田んぼに囲まれた、素敵な景色の中に一軒建っているお家でした
てくてくてくと、みんな歩いてます~(・∀・)☆★↓
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1、2日目は、
CEDACのフィールドプログラムディレクターであるキムタンさんが同行してくださり、
解説や通訳をしてくださいました。
一番左が、CEDACのキムタンさん、
右が農民協会リーダービン・チンさん、です。↓
早速、ビンさんに質問です!
幕チャリ一同:
「CEDACさんと関わるようになったのは何故ですか??」
ビンさん:
「昔の稲の育て方では、なかなかうまくいかなくてね
でも、CEDACさんのアドバイスを受けて、収穫量は飛躍的にアップしたんだよ!
以前は、1haで1.5~2t程しか収穫できなかったのに、
今ではなんと、1ha、4.6~8tと2倍以上の収穫量になったんだ」
幕チャリ一同:
「えー!!それは、すごいですね しかし、何故そんなに生産量が増えたんですか?」
CEDAC キムタンさん:
「稲の育て方を SRI(集約的稲作法)に変えたんだよ。
日本では一般的に行われている育て方なんだよ。」
幕チャリ一同:
「SRI?集約的・・・ってどんな稲の育て方ですか?あまり農業は詳しくないので・・・」
CEDAC キムタンさん:
「5~10cm程の比較的若い苗を、等間隔で植えていくという育て方だよ。
そうすることで、お互いの稲が悪い影響を及ぼし合う可能性が低くなるんだ!!」
ビンさん:
「昔はね、20cm程の成長した苗を、田んぼに植えていたんだ。
しかも、ひとつの田んぼにとにかくたくさん植えて、たくさん収穫しよう!と思って、
植える間隔をとても狭くしていたんだよ。
さらに、化学肥料もたくさん使用するのが普通だと思っていたんだ。」
CEDAC キムタンさん:
「狭い間隔だと、多くの稲がひしめき合い、根腐れを起こしてしまったり、
稲が育ってくると陰ができてしまったりで、発育が悪くなってしまう。
加えて、この地域では一期しかもたない質の悪い種もみを売りつけられていたんだよ。」
ビンさん:
「今では、種もみも地元の質の良いものを使い、化学肥料も使わないようにしてるんだ!
そして、よい種もみを使って継続して育てることで、
初期コストを減らすことに成功してとても嬉しいよ!!」
幕チャリ一同:
「ビンさん自身の努力とCEDACさんからのアドバイスにより、
こんなに立派な水田になったんですね!本当に素晴らしいです」
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ビンさんの挑戦は、稲作だけではありません!!
CEDACさんの支援をうけて、様々なことに挑戦しています
1つ目は、1つの畑で多品種の野菜を作る多目的農業です
畑にはビンさんが作った堆肥を使っていまして、その作り方は・・・
この牛さんの糞にミミズを入れて、このミミズ君達が頑張って堆肥を作っているのです
2つ目は、バイオガスの活用
こちらも、牛さんの糞から抽出したメタンガスを使います!
この辺りでコンロと電気があるお家は、非常に珍しいんですよ
3つ目は、魚の養殖
魚、見えますか・・・?みんなのぞき込んで探しています
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ビンさんの自給自足の暮らしには、非常に驚かされました
そして、この温かなビンさん家族の暮らしを見て、
私たちの心も、ふんわり温かな気持ちになりました
幕チャリでうまれたお金は、アジア各地のNGOに助成され、
NGOの方々のノウハウが、農民の方々の糧となり・・・・
多くの方々に影響を与え、新しい価値が生まれる
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さて、ビンさんのお家編は、次回も続きます
次の更新も、お楽しみに あやでした