銀座で打ち合わせ

先日、さっそく
打ち合わせしようと、言ってくださった
友人たち、Sちゃん、Kさんと
銀座で会ってきました。
みなさん女子美関係の方です。
三井さんとは、受験の予備校であったSちゃん。
女子美にはいかなかった、なのに
ず~っと女子美にいった、三井さんとおつきあいが、
続いていた、って、すてきですね。
彼女は、三井さんが亡くなる前日に、
三井さんと会って、話ができた
最後の友達でした。
三井さんは最後まで、希望はなくしてなかったそうです。
Kさんは、女子美の同級生の友人です。
結婚しても、ずっとデザインのお仕事をされてたようで、
さすが、とてもお仕事のできそうな方、、です。
みんな同級生、同じ年です。
私も同じ年で、ほんとは美大に行きたかったので、
もし行ってたら、みなさんと同級生だったかも、、
なんですねえ。
真剣に色々考えてくださって、
Kさんは、ほんとに色々アイデアを考えてくれました。
どうも、ありがとうございます。
そして、時々の脱線。楽しかったです。
三井さんの友達に共通しているのは、
みなさんとても暖かい人、ということです。
思いやりがある人が多いなあ、、と思います。
これも三井さんの人柄なんだなあ、、と
つくづく、、、。
Sちゃんが、三井さんの手描きの
ベッドカバーをもっていることが、わかりました。
楽しみ、、
遺作展に展示できたら、、、と思います。

カンパ募集のお知らせ

三井さん没後10年目に当たり、
西荻ギャラリーMADOで
10月1日~6日まで、
遺作展をひらくことになりました。
私、Nがぜひやりたい、、とやり始めたことですが、
みなさまも、三井さんへの想いは、
強いものがおありでしょうし、
同じ気持ちに違いない、と思われます。
「いつか遺作展をやりたい」という気持ち。
今は私が動けるのですが、
色々の状況で、気持ちがあっても
動けない、手伝いたくても手伝えない、、等々
それぞれのご事情があることと思います。
せめてカンパをしたい、という
ご友人からのお声も少なからず届いております。
なので、もしかして今回が最後になるかもしれない?
10年目の遺作展を、みなさまのお気持ちで
成り立たせるためにも、
カンパのご協力をいただけると、とてもありがたい、と思います。
お手伝いのみできる、という方も、
カンパのみの方も、
もちろん、両方の方も、、
いずれも大歓迎です。^^
なお、ご家族の方はみなさまに
お金を出させるのは、申し訳ない、、と
資金を出す気で、いてくれたようです。
友人として関わりのあった者の、気持ちとしては
それも申し訳ない、とも思われます。
なので、皆様のお気持ちで、
遺作展を盛り上げていただければ、
とてもありがたい、、、と思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
カンパは一口5000円(何口でも)
みずほ銀行、西荻窪支店
店番号245
口座番号1208848
口座名 三井さんの遺作展(ミツイサンノイサクテン)
なお、5日の命日には、ささやかな偲ぶ会も
やれたら、、と思っております。
三井さんの遺作展代理  N」
なお、ご連絡ある方は、donkorori@gmail.com
こちらに、よろしくお願いいたします。

10年目の初の遺作展

三井さんが、亡くなって
もう10年もたつんですね、、、
月日のたつのは、ホントに早い。
彼女が亡くなって、
遺作展をやりたいね、、、という話が出てから、
もう、けっこう時間がたってしまいました。
10年、何もできないでいた、、、
なので、このままいたら、
いつまでたっても、遺作展はできません。
この年になると(60代)、親の介護問題を
みなさん抱えてられるようです。
色々忙しいことでしょう。
幸い、うちは母が今の所
元気で、郷里で頑張ってくれています。
おかげで、私ものんきに、東京で暮らせています。
さらに、仕事も出版不況で、
もうほとんど開店休業状態で、
(なのに、ありがたいことに収入は少しはある)
リタイヤ暮らしに、近くなってきています。
で、やってくる没後10年目、、、です。
今のこの時期に動かないで、
いったいいつできる?
「この時期をのがすと、もうできないかも、、
動けるのは、私がやれるのは、今だけかもしれない、、、」
なので、最後のチャンス、、とばかりに
動き始めたのでした。

絵本かくれんぼ

三井さんは、みんなに好かれていました。
子供と動物には、特にそうでした。
繊細で、暖かい人でした。
絵柄や絵本に、それが
そのまま現れています。
絵本をよめば、三井さんが
どんな人だったか、
すぐわかると思います。
みなさまも、彼女の絵本を
何冊か、もってらっしゃると思います。
フレーベル館に分けてもらった
絵本「かくれんぼ」は
12年に刷った本でした。
これも、とても彼女らしい絵本です。
もしかして、探せばまだ
他の出版社にも、絵本があるかも
しれません。
とりあえず、「かくれんぼ」を
60冊手に入れました。
これを、遺作展で販売できたら、、と
思っています。

三井さんの絵本

三井さんが、亡くなった後、
SちゃんがHPを作ってくれました。
「三井小夜子さんの絵本」という、彼女の絵本を
紹介してくれているHPです。
お祭りの好きなロバ
がたごとごーごー
あなぐまのクリーニング屋さん
さんさんさんぽ
ほうら小鳥がとびだした じゅうたん etc.
9本のダイジェスト版が、見れるようになっています。
作るのも大変だったことと思います。
ページのアドレス貼りつけが、うまくできないので、
検索「三井小夜子さんの絵本」で
すぐ出てきます。 
左のお気に入りからも、いけます。
みてみてください。

画廊まど

遺作展をやるのは、
西荻窪の、ギャラリーMADOです。
駅から、歩いて3分ちょっとです。
資金面が心配だったので、
はじめは安い画廊を探していました。
ネットで探し回り、、
いくつか見に行ったのですが、
安いと、駅から遠くて、
歩くだけで、ヘトヘトに、、、
私も含め、みんなもいいお年になっているし、、、
で、駅近くにしようと、心から思ったのでした。
それで、とつぜん
そうだ、駅近くに、あそこがあった、、と
思い出したのでした。
うちからも、わりに近い所だし、、と
ヘトヘトになって、思い出したのです。
ギャラリーMADOを。
左のお気に入りから、
MADOのページに行けます。

ごらんのとおり、
昭和初期に建てられた、
アンティークな、建物です。
元、医院として、使っていたのを、
画廊にしたようです。
オーナーの方は、(電話でしか話していませんが)
とてもよさそうな方でした。
アンティーク好きの私の好みです。
三井さんも、こういうのが
すごい好きだったなあ、、、と思い、
ここに決めました。
最初から、ここにしておけばよかった、、、
ちょっと回り道をして、ここに決定、
となりました。

遺作展の資金

画廊探しの前に、
まず、資金をどうするか、、を
考えました。
それが大きな問題です。
画廊の借り賃。
絵を運ぶ運賃、額装する料金。
お知らせのハガキ代、、、etc.
他の人の、遺作展も
見に行きましたが、
そこの場合、遺族の方がひらき、
ご本人の絵を売っていました。
三井さんは、自分の絵を
人にあげたり、売ったり、は
しない人でした。
私のところには、三井さんの原画らしい
原画はありません。
あるのは、絵本、手紙、はがきに描いた絵だけです。

なので、彼女の絵を売ることは、
ありえません、、、
色々考えて、バイトでもするか?とか、、
でも、それは何か違う気が、、、
で、考えた結果、
それなら、私の絵を代わりに
売れないだろうか、、、?と考えたのです。
(ずうずうしいけど、一応絵の関係の仕事でもあったし)
売って、資金の足しにできないか?と。
で、検討した結果、
銅版画なら、描いた絵を、何度か刷れるし、、
と思い、銅版画を習おう、、と決めました。
そして、銅版画教室に通いはじめたのです。
(この辺、ちょっと突飛ですが、、、)
それが、ちょうど1年前のことでした。

画廊をどうする?

同じバレエ仲間に、
テンペラ画の画家、Mさんがいます。
その方が、西荻窪の喫茶店で
絵の展示をするので、見に行きました。
こんな方法もあるんだ、と思いました。
彼女が、以前西荻窪のMADOという
画廊で2人展をやった、ということでした。

MADOのことは、前から知っていましたが、
アンティークな感じの画廊で、
高いだろうな、、と思っていました。
資金面が心配だったからです。
Mさんが言うには、
「手順としては、まず画廊を決めて、
予約取っておいた方がいいのでは、、」
とのことで、、
そうか、まず画廊か、、と。
どこか、安い画廊はないか、、と
画廊探しを、始めました。

絵本展

フレーベル館のSさんは、
エネルギッシュな、すごい人です。
私は画家の友達の、
絵の個展等には、
色々行ったことはあっても、
遺作展、、って、
実際にどうやってやればいいのか、、、
全く、見当もつかなかったのです。
でも、Sさんが色々アドバイスくれました。
「始めは、色々な絵本展に行って、
それに混ぜてもらって、
絵を少しづつ展示するとこから、
はじめては?」
との、アドバイス。
教えてもらったグループの展示を
見に行き、そのあと、
混ぜてもらえないか、等
お願いしたりしたのですが、
結局それは、
かないませんでした。
全然関係ない人が、入るのも
難しいでしょうし、、、
なんか、私の思っていたのと
違う気もしました。

はじめのきっかけ

2015年もあけて、
1月ももう半ばを過ぎてしまいました。
2013年のことです。
前から知り合いだった、バレエ仲間が、
色々話してみたら、
なんと、フレーベル館の編集さんだった、
とわかったのです。
絵本とか、子供の本を出している出版社です。
驚きました。
そのSさんに、絵本をかいていた
友達の遺作展やりたい、、という
話をしました。
すると、色々アドバイスしてくれました。
そして、フレーベル館から出ている、
三井さんの絵本を調べてくれ、
「かくれんぼ」が、まだ残っていることがわかりました。

で、それを分けてもらうことになりました。
とりあえず、10部分けてくださいました。
それがきっかけです。
そういう人に出会ったことで、
前からず~っと思っていた、
「いつか遺作展をやりたい!」が、
やっと、具体的に動き出したのです。