重い腰が上がらない

赤ちゃんが生まれたら、いろいろ
日々、本当にいろいろありまして、
「自分のためになにかをする」のが面倒になる。
よくある心理です。
本当は自分のことも満足にできない人に
人を育てるなんてできない、とわかっていながら、
「まだ、小さいから」
と言う理由で、
【子育てに専念する】という隠れ蓑でもって、
なんとなく受け入れてしまっている。
よくあります。
わかります。
よい妻、よいママならそうなるでしょう。
乙女ごころがそうさせるというのもあります。
でも、自分のことをケアするというのは、大事です。
疲れたまま育児していても、
赤ちゃんをかわいく思えなかったりする原因になる。
やはり、
なにごとも出産前と同じようには行かないという覚悟を決めた上で、
母として腹を括って今後の人生見極めていただきたい。

トホホな日もあります。
でも、そんな自分に自己嫌悪せずに、
受け入れる。
「自分の器量は今これだけ。」と。
その自覚があれば、次にもっと器量が上がると思うのです。
次の段階までの過程には葛藤も勿論あります。
そこの自覚がなければ、ただただなんとなく・・・
で過ごしていたら、
そういう成長もないでしょう。
その傍らで子どもはぐんぐん成長し、
そのくせ、ママとして世話焼き癖が抜け切れずに
だまって見守るだけでいい時にも、
いらんことをやってしまう自分がいる。
そして、そういうところ、反省するんだけど、
子どものために割く時間やエネルギーと
自分のために割く時間やエネルギーを
使い分ける習慣がないと、反省だけで進歩しない。
これは多分、技術、スキルというもの。
経験して得るもの。
「あれ?私って何者?」ってなってしまう前に、
まず、自分がどう感じているか、何がしたいか、
はっきりさせなければ!
子どものことに、つい、あれこれと口出しをして、
不平不満を抱えて苦しんでいる人、
そんな人、見かけることあると思います。
仕方ない、子どもは別の人格だから、親としては日々葛藤の連続。
でも、ここで私が言っているのは、
自分がないのに、子どもにあれこれと要求する人のこと。
自分にとって都合の悪いことを、なんとかして誰かに責任転嫁してやろう、
という自分の心の動きに気付いていない人のこと。
そんな風にならないためにも
できるだけ早く、自分を確立したいですね。
ママとしてだけではなく、一人の大人として存在していくことは
健全な自尊心をはぐぐむことのもなり、
そんな母の元で育った子どもは、
同じく健全な自尊心をもった大人に育つでしょう。

間違っても、「どうせ、私なんて」って、引っ込んでしまわないでほしい。
その母の姿をみて、子どもは育っています。
反省して終わりでは、小学生みたい。
反省して、次はどうするのかまで、はっきりさせるのが
大人なんじゃないかと思う。
子どもにどんな風になってもらいたいか考える前に、
自分がどうなりたいのか、考えてみて欲しい、
maman lumiereではそんなふうに考えています。
出産という大仕事を通じて、女性は確実に成長する。
産前産後にピラティスでなくても、
自分を大事にして自分の醜い心とも向き合っていく・・・

そんな強さを持ち合わせた母が増えるといいなというのが、
私の願いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です