イオンのトップバリュの軽快車について、第2回目は鍵についてです。
自転車の鍵についてはよく警察のポスターなどで『1バイシクル2ロック』なる標語をご覧になった方も多いでしょう。まあ簡単に言えば『自転車には鍵を2個付けなさい』ということですね。
これについては高級なクラスの自転車はともかく(高級な自転車は鍵を2個付けたところで、そもそも軽いので盗難に合う可能性は高いです)、軽快車で鍵を2個付けるということを徹底している人は少ないのではないでしょうか?
鍵を2個付けるということですが、これはただ単に自転車が盗まれないようにする。ということだけではなく、『盗難に伴って自転車が結果的に放置され、さらにはその自転車の処分に行政コストがかかる』ということにもつながりますので盗まれないような鍵を付けるということを心がけるとよいでしょう。
さて、このイオンの軽快車ですが、なんと『鍵1本で前後の鍵を付けることが出来る』というシロモノです。恐らく10年前はこのようなタイプの鍵はなかったのではないかと思います。
この自転車の鍵を販売しているのは名古屋にある斉工舎という会社です。
http://www.saikosha.co.jp/info.html
(鍵に特化した会社です)
私の勝手な想像なのですが、(斉工舎さん間違っていたらごめんなさい)この製品は国内ではなく、中国などの外国で製造しているのではないかと思いますが、製品の設計については日本のマーケットを意識して作っているのではないかと思います。
そもそも自転車の前輪についているシリンダーロックというものはあまり他の国で見られるものではありません。(すぐに壊せるしね)斉工社さんがメーカーからのヒアリングや日本における放置自転車問題からヒントを得てこの製品を作ったとしたらこの製品は『ローカライズ』という考えに基づいて作られた素敵な部品と言えるでしょう。