昨日は自転車の処分についてまとめてみましたが、その流れでもう一つ気になること、外国人留学生が自転車を乗るときにイヤホンをすることについて私の意見をまとめてみたいと思います。
私の考え
(1) 自転車に乗るときにイヤホンをつけて乗るのは自動車や歩行者などとの接触事故の可能性を考えるとやめたほうがいいと考えます。
(2) 自転車に乗るときにイヤホンをつけて乗るのがいけないのは私の意見は(1)の理由からです。法律で禁止しているからではありません。従って法律で禁止していなくてもやめたほうがいいですね。
(3) とはいえ実際は毎日学生や社会人などがイヤホンをしながら自転車を運転するのを注意しているわけではありません。そこまでしたらさすがに体が持ちません。私もそこまで徹底した情熱がないというのは認めます。
(4) 但し大学で学ぶ留学生、特に私が管理している寮に住む学生には口うるさく説明しています。その理由は(5)です。
(5) 日本に学ぶ留学生は通常、日本国内に保護者がいないのが基本です。通常日本人であれば未成年の場合でも万が一事故にあった際に相手方との交渉に保護者が出たりなどして対応が可能でしょうが、留学生の場合は本人が相手方の保険会社や事故を起こした本人と交渉を行うのは困難です。
結局は大学の学生課や留学生課が対応に当たるでしょう。結局は大学の職員が交渉に深く係らないといけないのですが、それは担当者に多大なエネルギーがかかります。本来であればそのようなエネルギーはもっと前向きな学生支援活動などに割かなくてはいけないのですがそのようなことがあれば結果として後ろ向きの仕事にエネルギーを割かなくてはいけないのです。
もちろん職責としてどんなときでもどんな仕事でも行わないといけないのですが、学生の事故発生のリスクを最小限に抑えるということを考えると多少うるさくとも、事故に遭うようなことがないように事前に伝える必要があります。私も留学生の担当ではなくなったので寮以外の留学生は1次的にはケアしなくてもよくなりましたので、夜中に病院に行ったりしなくても良くなりました。
でも万が一のときは誰かが出動しなくてはいけませんね。大学の職員でなくてもアルバイト先の同僚とかが立ち会ったりというケースもあったりします。これから日本の社会が多くの外国人の方々を受け入れ、共存していくためにも日本人側も親身な受け入れ態勢の必要があります。止むを得ない事故や病気などは共存のために会社・学校などの組織や地域コミュニティが親身になってケアをしていく必要があるでしょうが、同時に避けることが出来る事故などについては外国人自身も注意してもらえればということが私の意見です。
また国によっては自転車に乗れないで日本に来るケースもありますが、乗れるようになったらイヤホンを付けて乗るというのは通常よりリスクがありますね。
なお、ネットで検索したら以下のような意見もありました。よければこちらも参考にしてください。私と意見は違いますが、「お上が禁止しているからいけないというのはおかしい」という点は一致していますね。
≪自転車に係る罰則について≫
http://matome.naver.jp/odai/2130689771940289401
≪イヤホンをして自転車に乗ることが罰金というのは納得できないという考え方≫
http://yaplog.jp/t0m0blog2/archive/1843
なお、今回の写真はある寮で退寮時に残されていった自転車6台です。管理がよく行き届かず帰国する学生が置いていったのが続き、最終的には6台を大学がお金を払って処分したというケースですね。
月別: 2013年1月
【Glocal Life】自転車の処分について
久しぶりのブログ更新ですが、今日は外国人留学生が帰国するときの自転車の処分について思うところをまとめてみました。
学生寮では1月末から2月初旬にかけて寮生の半分ぐらいの学生は留学期間を終え、母国に帰国することになります。
学生は寮にある荷物を帰国の前までに片付けた上で帰国することになりますが少し問題となるのが自転車の扱いです。学生はもったいないという理由でまだ来日もしていない後輩に譲ろうとしますが私達は基本的に粗大ゴミとして処分をすることを勧めています。
自転車を処分することを勧める理由は
1.後輩に中古の自転車を譲るということは自転車のメンテナンスもしていない場合では後輩に事故や修理のリスクが生じる。その際の責任が明確でない。
2.自転車がもったいないというがだいたい購入する自転車は1万円程度のものであり、1年使用すると仮定すれば1日当たりの使用単価は30円程度である。
3.購入するとだいたい防犯登録をするが自転車を譲る際に防犯登録の引き継ぎはできない。(なんせまだ来日していませんし場合によっては警察などから後輩の外国人が職務質問を受け自分の自転車ではないと疑われるケースもあります。)
また帰国する学生が少し後に帰国する学生に処分を依頼するというのも感心しませんがまたにあるケースです。私は以前自転車に関わる仕事をしていたので自転車が多くの人の仕事を経て製品として乗られているにもかかわらず「乗る時は消耗品として扱われ、処分する時は急にもったいないと思われる」ことについて矛盾を感じているわけです。恐らく本音は「お金をかけてゴミ処理のチケットを購入しきちんと申込手続きを行うのが面倒だ」というところにあるのではないかと考えているのです。それをきちんと教えると「うるさくて厳しい人だ」と思われるのも現実なのです。
自転車を消耗品と考える人は徹底的に使い倒していただきたいですし、資産として使う人には常にメンテナンスを欠かさず大事にメンテナンスにお金をかけて後輩に譲るぐらいのことはしてほしいと考えています。
【Glocal Life】千葉のお正月
2013年1月2日に成田山に参拝を行いました。その後房総の村に足を運び、江戸のお正月気分を味わいました。写真でその模様を楽しんでいただければと思います。海外にお住まいの方も日本のお正月の様子を感じていただければと思います。
お正月気分も今日で終えて明日からは仕事モードに入りたいと思います。