皆さん、浜田川って知っていますか?
幕張1丁目~デニーズ~神田外語大学キャンパス~BMW~マリンスタジアムへと流れる川です。
今日は、チヨ婆ちゃんとハルエ婆ちゃんに昔の浜田川の様子を教えてもらいました。
まずはチヨ婆ちゃん・・・
『昔は何でも川で洗っただよ!』
冬でも朝の4時から、真っ暗闇の中、赤ん坊のおしめを、この浜田川で洗っていたそうです。
畑に行く6時頃には干して置いたおしめが寒さでパリパリに凍っていたそうです。
『おぅえ、昔は洗濯機なんかねぇだよ!』
野菜、米、障子の枠・・・
この浜田川に近所の人々が集まって来ては、洗濯の他にも、色々な物を洗っていたそうです。
そんな時、幕張の人々は『洗ってっかい!』と声をかけあい、川端でのおしゃべりを楽しんだそうです。
大人が洗い物に精を出している中、子どもたちは浜田川に入り、上流の田んぼから流れてきたフナ、ドジョウ、カンニョコ(ウナギの稚魚)を捕まえて夢中になって遊んだそうです。
また季節によっては近くの海からイナ(ボラ)が浜田川を溯上してきて、川辺は賑わったそうです。
(ちなみにこのボラ、現在も浜田川を群れをなして幕張一丁目のセブンイレブン辺りまで上ってくる様です!)
そこで、ハルエ婆ちゃんが一言
『イナは煮て食うだで』
ハルエ婆ちゃんによるとイナ(ボラ)は身が柔らかくて味はまあまあ。
でも、内臓の中にソロバン玉程の”たまっころ”が入っているそうで、それはそれは美味だそうです!
昔はこの浜田川に人々が(魚まで?)自然と集まり『洗ってっかい!』と幕張のコミュニケーションが生まれました・・・
そして今、浜田川の代わりに、このマクスタに人々が集い、自然と幕張の街中でのコミュニケーションが活発化してゆけば本当に素晴らしいですね!
『ブログ書いてっかい!』
“洗ってっかい!の巻” への4件のフィードバック
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ばあちゃんの幕張の歴史話はおもしろいですねえ。山口でも、やはりボラを煮て食べてます。スーパーでも売ってますし、海に行けば釣れます(海面を飛びます)。ばあちゃんの話を読んでると、ボラの玉っころを食べたくなってきました。
浜田川、我々幕張っ子は「シビンの川」って言います。
いわれは良く分かりません。
幕張のお婆さん達は自分の事を「オレ」とか、「オガ」なんて言います。
私が小さい頃はお婆さんが着物の裾をめくって「立小便」なんて良く見かけたものでした。
しんせい様
コメントありがとうございます。
山口ではスーパーでボラが売っているのですね!
千代婆ちゃんにお知らせしておきます!
(山口県に行きたくなるかな・・・)
ブタメジナ様
コメントありがとうございます。
ブタメジナさんは生粋の幕張っ子ですか?
「シビンの川」と呼ぶ方はそうは多くないと思いますよ。
ちなみに私もその1人です。
シビンというのはお隣のセブンイレブンの屋号なので、
そこから来たのですかね?
ちよ婆ちゃんに聞いてみます。
今からもう50年ほど昔になりますが、小学1年の時、担任の先生に”かんにょっこ”ってあだ名を付けられたことがあります。この記事ではじめて意味が解りました。ずっと解らずにいましたが、懐かしい思い出をありがとうございます。木造の幕張小学校の1年生の時の教室で先生にあくたれをついている私が目に浮かびます。
それと、浜田川は私にとって”しびんの川”としか呼べないんです。
浜田川って言うと、なんかよそ行きの言葉使いみたいで。