【Glocal Life】自転車の処分について

 久しぶりのブログ更新ですが、今日は外国人留学生が帰国するときの自転車の処分について思うところをまとめてみました。

 学生寮では1月末から2月初旬にかけて寮生の半分ぐらいの学生は留学期間を終え、母国に帰国することになります。
学生は寮にある荷物を帰国の前までに片付けた上で帰国することになりますが少し問題となるのが自転車chariの扱いです。学生はもったいないという理由でまだ来日もしていない後輩に譲ろうとしますが私達は基本的に粗大ゴミとして処分をすることを勧めています。
自転車を処分することを勧める理由は
1.後輩に中古の自転車を譲るということは自転車のメンテナンスもしていない場合では後輩に事故や修理のリスクが生じる。その際の責任が明確でない。
2.自転車がもったいないというがだいたい購入する自転車は1万円程度のものであり、1年使用すると仮定すれば1日当たりの使用単価は30円程度である。
3.購入するとだいたい防犯登録をするが自転車を譲る際に防犯登録の引き継ぎはできない。(なんせまだ来日していませんし場合によっては警察などから後輩の外国人が職務質問を受け自分の自転車ではないと疑われるケースもあります。)

 また帰国する学生が少し後に帰国する学生に処分を依頼するというのも感心しませんがまたにあるケースです。私は以前自転車に関わる仕事をしていたので自転車が多くの人の仕事を経て製品として乗られているにもかかわらず「乗る時は消耗品として扱われ、処分する時は急にもったいないと思われる」ことについて矛盾を感じているわけです。恐らく本音は「お金をかけてゴミ処理のチケットを購入しきちんと申込手続きを行うのが面倒だ」というところにあるのではないかと考えているのです。それをきちんと教えると「うるさくて厳しい人だ」と思われるのも現実なのです。
 自転車を消耗品と考える人は徹底的に使い倒していただきたいですし、資産として使う人には常にメンテナンスを欠かさず大事にメンテナンスにお金をかけて後輩に譲るぐらいのことはしてほしいと考えています。

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