1. 月次報告の確認(監査月を含む毎月)
(1) 手持現金の入出金の確認
・【現預金内訳表】の普通預金と手持現金の振替は、普通預金と手持ち
現金の入出金に同額が記入されていること
・仮払金残金の返金が【現預金内訳表】と【収支月次報告書】に適切に
記帳されていること
※ 仮払精算は帳簿記帳で混乱が生じやすいので注意。
・【現預金内訳表】の現金出金に不審な支出が無いことを確認
(あれば、監査時に領収書等で確認)
・【現預金内訳表・次月繰越金内訳】の手持現金残高と
【金種別現金残高表】の合計金額が一致すること
(2) 一般会計・普通預金の入出金の確認
・預金通帳の取引記録と【現預金内訳表】の普通預金の入出金記録が
一致していること
・【収支月次報告書】の振込出金に不審な出金が無いことを確認
(あれば、監査時に領収書等で確認)
・【現預金内訳表・次月繰越金内訳】の普通預金(一般会計)残高と
預金通帳の月末残高が一致すること
(3) 仮払適用行事・収支報告の妥当性確認
・ 費目、金額が不審な支出が無いことを確認
(あれば、監査時に領収書等で確認)
(4) 【収支月次報告書】【現預金内訳表】の記載全般のチェック
・「仮払金残高」表の内容が、当月の仮払支出、仮払精算の事実を
正しく反映していること
・入出金の相手(誰から/へ)、入出金の主旨(何のためのお金)が
分かるように記入されていること
・入出金が、現金なのか銀行口座の振込なのかが、取引実態を正しく
反映していること(通帳記録で確認)
・記入漏れ/記入ミスがないこと
2. 金融資産の確認(上期/下期/年度末監査)
(1) 【現預金内訳表・次月繰越金内訳】の普通預金(定期預金利息/災害対
策積立金)残高が、通帳の前月末残高と一致すること
(2) 3定期預金が実在し、金額が前月の【現預金内訳表】の次月繰越金内訳
に記載の金額と一致すること(証書/通帳を確認)
3. 決算報告の確認(上期/下期監査)
以下の各等式が成り立つことを確認。
(注)文中の①~⑭は、別紙「決算報告サンプル」中の項目番号
(1) 「④ 現金残高」
= 決算前月の収支月次報告書・次月繰越金内訳・手持現金残高
(2) 「⑤ 普通預金残高」
= 決算前月の収支月次報告書・次月繰越金内訳・普通預金残高
(3) 「⑥ 定期預金利息・千葉銀行」
= 前月末の通帳残高
(4) 「⑦ 災害対策普通預金・京葉銀行」
= 前月末の通帳残高
(5) 「⑫ 京葉銀行 定期預金」=750万円、
「⑬ 千葉銀行 定期預金」=600万円、
「⑭ 京葉銀行 定期預金」=150万円
(6) 「① 前期繰越金」
=前期繰越(現金+京葉銀・普通預金+千葉銀・定期利息+
京葉銀・災害対策積立金)
(7) 「③ 前期繰越を含む収入合計」
=「⑪ 合計」
=「① 前期繰越金」+「② 当期収入計」
=「⑨ 当期支出計」+「⑩ 次期繰越金」
(8) 「⑧ 繰越金合計」
=「⑩ 次期繰越金」
=「④ 現金残高」+「⑤ 普通預金残高」+「⑥ 定期預金利息」+
「⑦ 災害対策普通預金」
4. 次年度予算案の確認(下期監査)
以下の各等式が成り立つことを確認。
(注)文中の①~⑩は、別紙「予算案サンプル」中の項目番号
(1) 「①X年度・3月末時点翌期繰越額・実績金額」
= 下期決算報告の「前期繰越金」
(2) 「②X年度・自治会年度収入合計」
= 下期決算報告の「当期収入計」
(3) 「⑨X年度・当期経常支出計」
= 下期決算報告の「当期支出計」
(4) 「③X年度・当期支出計」
= 「⑨26年度・当期経常支出計」+「⑩ 災害等特別支出計」
(5) 「⑦X年度・次期繰越金(A+B-C+D+E-F)」
= (①A+②B-③C+④D+⑤E-⑥Fの計算結果)
(6) 「⑦X年度・次期繰越金(A+B-C+D+E-F)」
= 「⑧X+1年度・3月末時点翌期繰越額」
いいですね!