回復のために① 感情に気づく

ACは長い間 感情に蓋をしてきました
本能的に 無意識に「感じる」ことをやめたのです それは自分の命を守るために
あまりにもショッキングな風景に出会うと「見なかったこと」にして「記憶を消して」生き延びてきたサバイバーです
無意識の奥底に恐怖と不安の記憶を沈み込ませて 思い出すことがないように蓋をしました
それから後は自由奔放な 無邪気な子どもらしい感情の発露をすることもなく生きてきました
生きづらさ 不全感の根っこはここにあります
健全さを取り戻すためには 蓋をした感情を解放することです
ACの感情表現はネガティブなものの方が多いようです
恨み 憎しみ 悲しみ こんな負の感情を「言葉にして外に出す」ことをせず 自分の内側に蓄積させます
長い間の癖です この癖を捨てること やめることに取り組みます
感情を言語化することができない代わりに「感情的に」なる キレることを得意としていました
これもやめる必要があります きちんと言語化できるように訓練します
感情を言葉ににして他者に伝える 他者がそれを受け止め 言葉を返す という言葉による交流を体験します
これができるようになって初めて「自分の気持ちが相手に伝わる」喜びを知ります 
そして逆のことも 今までは他者の気分感情を受け止めることなどできなかったのが できるようになります
ACは楽しい 嬉しい 幸せといったポジティブな感情を抑えています 抑えるというより「禁じて」いるようです
楽しんではいけない 幸せになってはいけない といった禁止令をやめることです
長い間自分を縛り付けていた禁止令を解くことで 
自分がここに生きて暮らしていること 人生は悲しい苦しいことばかりではないことに気づきます
自分を祝福し 愛することができるようになります

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