問題がどこにあるのか

ACの特徴に
「それはそれ これはこれと分けて考えることができない」
と書いたことがあります
自分の身の回りのいくつかの問題を
これはこれ それはそれと分けて考えることができれば
問題の整理もそう難しくはないのですが
分けて考える ができないために解決の糸口さえ掴めません
「生きづらい」などという漠然とした一つの大きな悩みとして重くのしかかります
身動きが取れないまま時間が過ぎていきます
漠然とした不安のまま その不満は自分の外側に向かいます
自分がこんな問題を解決できないのは社会のせいだ 誰々のせいだ と
解決できない理由を 自分以外のせいにして 先送りしてしまうのです
問題が自分の側にあることに気づかないことが多いのです
もしかしたら自分の側に問題があるのかもしれない と感じることがありません
このような認知(ものごとの受け止め方感じ方)の不全は やはり育ちから来ています
親は「自分は正しい 健全 間違いない」と生きています
それを見て子どもは学びます
自己分析 自己点検 自己変革の機能が働かないのです
もちろん他の家族と比べる機会などありません
この家族で育った子どもは 他の子どもとの関わりを通して 育ちの違いを感じていきます
ものごとの受け止め方 感じ方の違い コミュニケーションの違いが ここでようやく分かってきます
なぜ自分は他の子と同じようにできないんだろう?なぜ普通にできないんだろう?
他者からの意見やアドバイスに耳を傾けません 傾けても行動は変わりません
自分がこうすればいいのだと気づいても 頑なに変化を拒むのです
なかなか実行に移せない わかっちゃいるけどやめられない のです
問題がどこにあるのかが分かれば 解決は早いのです

コメントを残す