感情を押し殺して泣き寝入りすることこそ感情的

この文章を読んで 皆さんはどう感じるでしょうか

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テレビでもおなじみの人気精神科医である和田秀樹氏は、この国の現状を憂えている。近著「この国の息苦しさの正体」で、日本人が感情に支配されるあまり、生きづらい社会になってしまったメカニズムを鋭く分析。急転直下の解散・総選挙になったが、最近は国政選挙で与党が3分の2議席を占めたり、都議選では小池百合子都知事の「都民ファーストの会」が圧勝したりと、極端な結果が出る傾向にあるのも、「感情的」な国民性によるものだという。

■自公政権を支える「現状維持バイアス」

――「感情的」というと、すぐに激高するような人が思い浮かびますが、そうではない大多数のおとなしい国民も感情的なのでしょうか。

有名人の不倫で1億総バッシングが起こり、SNSがすぐに炎上するのは大多数の国民が感情的になっているからというのは、分かりやすい事例だと思いますが、空気に逆らえず、周りに同調してしまう人も感情的です。森友学園問題で注目を集めた「忖度」も、相手を不快にしてはいけない、喜ばせないといけないという強迫観念になると、報復や村八分を恐れて言いたいことも言えなくなる。そういう同調圧力に屈し、感情を押し殺して泣き寝入りすることこそ感情的といえます。

――感情に支配されてしまう原因はどこにあるのですか。

まず、社会が不安定になり、国民の不安が大きくなっていることですね。人間は不安になると、感情的な判断をしやすくなる。損をしたくないという理由から変化を忌避する心理を「現状維持バイアス」というのですが、これによって、かえって損になる選択をしてしまうことは珍しくありません。自公政権への支持というのも、下手に政権が代わって暮らし向きが悪くなっては嫌だという感情が大きく影響していると思います。実際は、安倍政権が続くかぎり、今より生活がよくなることはあり得ないのに、不安感情が理性的な判断を抑え込んでいる。きわめて感情に支配された状態だといえます。

(以下略)

日刊ゲンダイデジタル2017.10.02 より転載

転載元のリンクです。無料で読めています。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214482

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時代の空気 というか閉塞感 というか フラストレーションが溜まった感じを持っています

私は社会心理学は専門外ですが この国の息苦しさは何となく感じています

無意識に感情を抑え込むのが得意なACですが

その無意識にさらによく感じると その抑え込んだ感情がざわざわと波打っているのを感じるでしょう

抑え込んだ感情は「ない」のではなく ただ抑え込んだだけ なかったことにしたいだけ

実際には「ある」のですね これがよく分かります

自分の感情と向き合う ACには大切なことです

そしてそれをきちんと言葉にして 自分の外に出すことは大切なことです

時代の空気に流されないで 地道な作業ですが続けていきましょう

 

 

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