自分の命を守ることが

少し前のことですが元官僚による婿刺殺事件。

機能不全家族の悲しい末路に胸が痛みます。

父は事務次官に就任。「お前らエリートは俺を馬鹿にしてる」

息子は中学時代からいじめを受けた。アニメ会社に就職失敗。「画力が足りないと言われた」

息子からの暴力で母親は鬱、そして自殺未遂。長女は縁談があったが「兄に変なのがいる」と破談。絶望して自殺。

息子(被害者)は一人暮らしをするが父親(加害者)の「ゴミを片付けろ」などの指令・命令。

同居を開始した翌日に暴行を受ける。息子を殺すこともありうると考えるように。

「殺すぞ」と言われ息子を包丁で刺した。

「できるだけ寄り添ってきたつもりだったが」と父。

ざっと経緯を見ただけでも、かける言葉がありません。

家族の輪廻。世代間連鎖がこの家族にもあったことは容易に想像できます。

父親も同じように育ったのです。自分の息子にしたように、支配とコントロール(操作)で息子に対した。

それは愛ではありませんでした。息子は愛が欲しかっただけなのです。

「できるだけ寄り添ってきたつもりだったが」実際にはそれは寄り添ったのではなく命令、指示でした。

父親自身も同じように自身の親に育てられたので、同じように息子を育てたのです。

子供のこのような暴力・暴言・乱暴な行動はほとんどすべてが親の責任。

子供のこのような行動・言動はすべてSOS.

親にも子にもそのことが分からないのです。悲しいすれ違い。

AC共依存の機能不全家族に生まれ育った子であるあなたにお願いがあります。

このようなことにならないために、親から離れてください。できるだけ早く。

機能不全家族の親は加害者。子であるあなたは被害者になりうるのです。

子には親から離れたくないという執着・愛着があります。あの時に愛されたかった、言いたかったことが達成されていないので、ずっと愛されたい欲求が終わりません。

酷なことですが、それは叶えられません。あなたの愛着・執着を手放すことが必要なのです。

あなたが自分で自分の命を守ることが大切です。

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投稿者:

Pure

機能不全家族に生まれ育ったAC・アダルトチルドレンをピアカウンセリングします。コミュニケーションの不全やパーソナリティの不全にも向き合います。