ここしばらくモヤモヤしていたのは、この体験を片付けられなかったのでした。
仕事で出会う人の中に私が最も苦手とする人種がいます。赤の他人に向けてキレる人です。
イベント本番中でもキレる、誰にでもキレる。自分の後輩に嘘ついたとキレるなどなど。
ACアダルトチルドレンの特徴がこれであり、パーソナリティ障害の特徴なのですが、当人はこれが普通だとばかりに他人を相手にキレるのです。
そんな人の幼児期を振り返ると。原家族での体験が繰り返されています。彼ら彼女らの親たちも同じようにキレていました。
家族、親戚に対してキレる、が日常的に行われていました。それを見て育ったので、「他人に向けてキレる」もやっていいことだったのです。
かつて私もそうでした。赤の他人をまるで自分の家族や親戚のように、相手との距離を詰めるのです。そして激昂する。感情的にまくし立てる、または押し黙るのです。私は後者のタイプ。で恨み憎しみを募らせる。
冷静に、言葉を使って相手に向かう、相手に言葉を届けることができないのです。一度感情的になると制御不能になる。自分をコントロールできなくなるのです。
私の生き辛さの大きな一つでした。カウンセリング終結後にはこれがコントロールできるようになりました。
自分の感情と向き合う、今どんな気分?どんな感じ?が分かる。それを言語化することができる。同様に相手の気分感情を受け止める、分かる。気分感情の相互交流ができるようになったのです。
キレる人はまずこの上記のトレーニングをしましょう。そして相手のどんな言葉に反応してキレるのかチェックして。
キレる自分への対処法は、自分の感情特に怒りを言語化できるように。私はあなたの〜な言動に怒りを感じます。務めて冷静に。
とても難しいですが、感情的な言葉は暴力でしかない。相手の身体に触れれば明らかに暴力ですから、心しておきましょう。
瞬間湯沸かし器のように感情が一気に爆破する自覚がある人は、危ないと思ったら一呼吸置く、深呼吸するなどの逃がしを。一度火がついたら制御不能な人はもっと深い個別の心理療法が必要でしょう。
他者とのコミュニケーションをとる上で、キレるという行動はあってはいけないことです。相手に問題があるのではなくキレる自分に問題がある。
(私の場所、自分が相手をキレさせる原因になっているのではないか、私の言葉の使い方、表現の仕方、表情などに問題があるのではないかと思うのですが。)
相手と会話して、気分感情が一切見えてこない人がいます。自分の感情に蓋をして相手と関わろうとする人。
会話は出来事、事柄の連続で、話をしていても何だかつまらない。感情が言葉にならない。言葉にしようとしないので、会話から生まれる共感がない。感情が共有できないのです。こちらが感情を言葉にして発しても受け止めてもらえない。これも過去の自分の姿です。