竹内敏晴さんは自閉症児の治療教育の第一人者
「ことばが劈(ひら)かれるとき」「からだとことばのレッスン」などたくさんの著書があります
ここから「ことばがとどく」というワークを取り上げます
■ことばがとどく レッスン
部屋の一方に送り手が立ちます
受け手は反対の壁に壁に向かって立ちます 目を閉じてもOK
両方が見渡せる側に観察者が立ちます
送り手は受け手の名前を呼ばずに 「ねえ」「あのさぁ」「おい」などの代名詞で 受け手の一人に向けて言葉を送ります
受け手は「自分に言葉が届いた」届いたと感じたら その場で振り向いて送り手に確認します
当たっていたら立場を交代して続けます
受けてを代えながら 送り手は言葉を送ります
観察者は送り手の言葉がどんな形 どんな速さ 勢い どんな色で どっちに向かって… などを言います
交代しながら一巡します
全員が3つの立場 送り手 受け手 観察者をすべて体験します
言葉の交流が苦手なACには とてもいいレッスンです
言葉がとどく がどんなことなのか 体感できると 会話の大切さ コミュニケーションの大切さが理解できます
機会があればぜひ試してみてもらいたいレッスンです