我慢しないで 嫌なら逃げて

今回は 我慢はいいことではない 逃げるのは悪いことではない というお話
我慢は美徳 と育てられたAC
我慢を強いられた育ちがあります
親からの愛を我慢させられ 親への愛も我慢させられ
自由な感情の表現を我慢させられ 笑うことも我慢させられ
それがACの普通でした
させられる ことに無抵抗でした これは幼児期からのこと
抵抗すれば何かしらの制裁があったからです 全てが条件付き
〜しなければご飯はあげないよ 〜しなければ欲しいものは買ってあげないよ
我慢することも 自覚して その必要を感じてする我慢なら 価値はあるでしょう
でも「させられる我慢」は苦痛と束縛 ストレスの原因でしかない
それをACは受け入れて育ったのです 自分の命と 少しばかりの安堵と引き換えに
我慢できる子はいい子 美徳という言葉で飾り 実はいいなりにさせたいという親の目論見
親にとって 子に我慢を強いることは 子を支配コントロールする上でとても効果的な方法でした
子は この癖が今でも続いています 本当は違うのに 無意識に我慢をしてしまう
普段の暮らしの何気ない部分にまで それは染みついているのです
この長い間の癖を手放すことも そう簡単ではないのですが
我慢することが自分にとってメリットがないなら 我慢の必要もありません
ここでいうメリットとは 単なる損得ではなく 自分の本当の感情 欲求に従ってのメリットです
その場限りの刹那のメリットではありませんので 誤解のないよう
自分の本当の感情 欲求に気づきそれを我慢はしないということです
親のために我慢をしている という無意識は そのまま親への依存を助長させることに気づきましょう
交換条件のように 我慢をするからその見返りを求めるという無意識に気づきましょう
逃げる=いけないこと
この呪縛にもどれほど苦しんだことでしょう
子を逃さないための親の方策 時には強権的に 時には猫撫で声で あるいは真綿で首を絞めるように
我慢する こととセットになって ACを縛り付けていました
子が一番愛する人が 実は子を一番苦しめていた 機能不全家族の悲しみ
親が苦しいなら 重くのしかかるなら 我慢しないで 逃げて構いません それが普通の対応
まずは親の元から逃げる 離れる 距離を取る 精神的にも物理的にも
自分の気持ちの中から 親の存在 親から貰った思考の癖を捨てる 実際の距離を置く 離れて暮らす
すぐにはできなくても 必ずその日はやって来ます
諦めないで

コメントを残す