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依存の相手は様々です
依存に苦しみ悩む人は多いのです
理由は「寂しくて」簡単な言葉で言えばこうでしょうか
寂しさを紛らわすための依存
寂しさがなくなれば依存はなくなるのでしょうか そんなに簡単ではない
例えば恋愛依存 好きな人が現れる しばらくは充実した幸せな時間が流れるのですが 何かをきっかけに(それは何でもいい)壊れてしまう 残った虚しさを埋めたい そして次の相手を この繰り返しです
ここにはもっと深いところに理由がありそうです
自我の感覚の欠如
自我の感覚とは
・私はこの世界でたった一人の 他の誰でもない かけがえのない存在だ
・私という存在は私だけのもの たとえ親でも私の人生を奪うことはできない
・私は私を大切にする だから同じようにあなたも大切にできる
・私とあなたはそれぞれ別の人間 別の人格 仲良くなることも愛し合うこともできるが 決して一つにはなれないし なってはいけない
・私は他人の中に無遠慮に入り込まない 他人とは適切な距離をとる
などなどの感覚です
どれもACには教えられてこなかった感覚です
あなたのものは私(親)のもの 私のものは私のもの と育てられたきました 時間も心も奪い取られて大人になりました 一人で自分の足でこの世界に立つことの幸せを奪われました 誰か(これも親)を頼らなければ生きていけない心にされました
自我の感覚を取り戻す
これもなかなか大変なことですが どうしたらできるでしょうか
何かを始めること それも自分のために自分でやることで自分が幸せになれることを始めてみましょう
自分のために を最優先
大切なのは「自分の人生の時間は自分で決めて自分の自由に使える」ことを実際に体験 体感すること
だからこそたった一度の人生の時間を無駄にせずに自分のために使おうと思えるようになるまで続けること
これなら周りに迷惑をかけることもないので(親は少し迷惑かもしれませんが それは構わない)思う存分やりましょう
ひたむきに何かをやるのも 何もやらないと決めるのも(これもとても大切)すべて自由です
奪われていた時間は戻っては来ませんが 少なくともこれからの時間を取り戻しましょう
それでも現れてくる もう一つ厄介なのが罪悪感
楽しかったり幸せだったりするとそれをいけないことのように抑え込もうとする感覚です
その根っこは幼児期の禁止令
「自分のために生きてはいけない」
「自分の人生を楽しんではいけない」
など いくつもの禁止令を無意識のうちに私たちは自分に向けて発しています
ちなみに私の場合は加えて「大人になってはいけない」「男になってはいけない」がありました
これは幼児期に「そうしなければ自分の命を守れなかった」から 本能的に自分を守るために発したもの 潜在意識の奥に残っている生きづらさの元
大人になった今ではもう必要ありません これを解除しましょう
自分に向けて禁止するものは もう何もありません 何をしてもいいのです
もちろんそれで何か起きた時にも すべて自分で引き受ける
大人の対応ができるようになることは あなたにとって好ましいことでしょうか?
大人になることに少なからず嫌悪感を抱いていたのは 払拭できましたか?
子供のままでいたい自分をまだ感じますか? この方が居心地がいいでしょうか?
このせめぎ合い たっぷり感じましょう
たっぷり時間をかけて 自分を決めましょう
一つづつ決めていく 楽しいことですよ