幼児期に満たされなかった欲求
分かって欲しい 構って欲しい は大人になってからも続きます
幼児期に分かって欲しかったのは欲求 そしてその奥にある感情 でした
自らもACである親は 残念ながらそんな我が子を分かってはくれませんでした
その名残は続きますが 肝心の「感情を言語化する」ことができません
原家族では通じる表情やしぐさ ため息などを 他人に向けて分かってもらおうとするのですが 当然ながら通じません
感情を言葉にする 欲求を言葉にすることができない不全感
分かってもらえない悲しみ 怒り 憎しみが渦巻きます
同様に 他人の気持ちを分かる ということができません
健全な相手は感情を言葉にして伝えているのですが 残念ながらそれは分かりません
ことがらは理解できても 相手の感情に共感するということができないのです
共感が生まれないまま コミュニケーションは失敗します
相互通行でなく一方通行のコミュニケーションです
「分かって欲しい」とともに「構って欲しい」が強いACです
幼児期に充分構ってもらえなかった その名残です
構ってもらうためにいろいろなことをして周りの気を引こうとします
これも残念ながら 相手には受け止めてもらえません
自分の側に問題があるのだとは気づくこともありません
いつも分かってくれない相手に責任があると 相手を責めるのです