自分が育ったように子どもを育てる と書きました
病気なら伝染したり遺伝病であったり 家族から家族へ伝わります
AC共依存の嗜癖は病気ではありません でも家族から家族へ伝わります
世代間連鎖 〜家族の輪廻〜と呼んでいます
親は自分が育ったように子どもを育て
その子どもはまた同じように 自分が育ったように自分の子どもを育てます
自分がどう育てられたかをなぞるように育てます
暴力を受けて育った子は同じように
口のきき方 表情 怒り方 までそっくりになってしまいます
これも幼児期の学びです
幼児期の子どもは口がきけませんが 見る 聴くはできます
言語化するというのは かなり高等な能力です
子どもは家族のメンバー〜父と母の〜夫婦の「関係」を見て育ちます
そこからコミュニケーションのパターンを学び 人間関係を学びます
親は幼児期の子どもに 話しかけ 語りかけ 言葉かけをします
この言葉を聞いて 子どもは気分や感情 感覚を言葉と結びつけます
泣いていたら「寂しいのね」「悲しいの?」 笑っていたら「楽しいね」「嬉しいの?」など
感情や感覚と言葉が結びつきます
機能不全の家族のメンバーには このような言葉かけがほとんどありません
その代わりに 非言語のコミュニケーションを多用します
表情 しぐさ ため息
それをお互いが「察して」それぞれの対応を決めます
このコミュニケーションパターンが 次の家族に伝染っていくのです