ACアダルトチルドレンの育ちは不安と恐怖に満ちている と書きました
自分の世界のすべてである家族の中で 愛されている 歓迎されている実感が持てないのです
健全な家族の子どもなら 一身に愛と歓迎を受けて育つのでしょうが
険悪な夫婦の元では 生まれて来たことを歓迎されることもなく育ちます
いつ爆発するか分からない家族のメンバーの顔色や気配をうかがい
その矛先が自分に向けられはしないかと いつもおどおどしています
親との 特に幼児期に必要な母親との間で 充分な愛情欲求が満たされません
母の肌の温もり 柔らかさ 匂い 撫でられる安心感 こんな原初的な感覚や欲求が満たされないのです
0歳から3歳ぐらいまでの子どもです
見る 聞く はできても言葉はまだ出ません 自分の感情を言葉にできるようになるのは もっと先のことです
でも見ています 聞いています そんな子どもは本能的に自分の命を守ります
不安と恐怖の中で 自分はどうしたら身を守って 生き延びて行けるか
そうして生き延びた子どもは まさにサバイバーです
そんな子どもが親からもらったものは 笑わないこと 自由奔放な感情を表さないこと 自分が犠牲になったりピエロを演じること
この親の元で生きて行くために 本能的に無意識に選ぶ道です