見るとはなしに見ていたTV
元テニスプレイヤー松岡修造さんと子どもたちのテニス合宿
子どもに向かって修造さんが叱咤激励する場面がありました
君は真面目だけど 一生懸命やってるけど それは誰かに怒られないため
本当の君じゃない 本当の君を出せ と
ハッとしました
まさにACが持ち続ける嗜癖
誰かのために 誰かに怒られないために生きる
カウンセリングサークル(グループカウンセリングの場)にいた頃
50代の主婦の独白を聞いたことも思い出しました
「私はこれまでずっと 夫のため 子どものため 姑のために働いてきました」
「ふと気がつくと 自分がいないのです」と涙を流したのです
誰かのために生きていきたいAC
これはどこから来るのでしょうか
自己評価が低いために 他者からの評価で自分を測るのです
誰かに「あなたはよくやってる」と言われないと 自分の評価が低いのです
どんな時でも うまくいっている時でも失敗した時でも 自分の評価を下げないでいることができないのです
条件付きの愛で育てられた悲劇です
親の愛情に飢えていた
親の期待や欲求に応えることで 親からの愛を獲得できると考えていたのです
それは手に入れることができないまま 現在に至っています
その執着を手放すことができればいいのですが
自分のために生きていくことができればいいのですが