引きこもる人のために

前回の記事にコメントが寄せられました
引きこもっているご本人でしょうか
「今の日本に適切な(引きこもりの)支援はない」と
ワタシはかつて引きこもりの人たちの居場所で
そして引きこもりの人たちの 自立支援で ボランティアに関わったことがあります
コメント主がおっしゃるように 残念ながら適切な支援はないようです
引きこもりをやめるためには
① 引きこもることが必要な時間・時期を過ごして
② 次のステップで初めて自立・自律に向かう
という 大まかに2段階があると ワタシは思っています
引きこもりの居場所では①を引き受け
自立支援事業では②を行うのです
① 安心できる 癒される場所と思いがちですが そうとは限りません
親が本来の居場所であるはずなのですが 叶えられなかったのです
親の代理となる 居場所になれるのなら 他者であってもOK の存在で解決できます
得られなかった幸せ感 自分の存在 承認 祝福 を得るのです
ここで親への愛着を手放します
自分の引きこもりの原因は親にあることを理解し 親を恨み憎しみ 訣別します 親離れです
孤独を感じ 受け入れます その自分を愛します
② インナーチャイルドの癒しができて 自分の人生を考えられるようになって
こう生きたい が見えてくると 少しずつ意欲も出てきます
他者とのコミュニケーションのトレーニングを始めていきます
自分の感情 欲求を言葉にして相手に伝える 相手の感情欲求を聴く 相互の交流のしかたを学びます
どんな仕事をするのか は一番最後です それさえ時間とともに 自分の変化とともに変わります
翻って
引きこもりの親は「とにかく子が仕事に就いてくれさえすればいい」と言います
仕事さえすれば 全てが解決するように言います
子の引きこもりの原因が親にあることが自覚できずに 親自身が変わることをしません
親と子の 互いへの思い 感情 欲求がことごとくすれ違います
いつになったら噛み合うのでしょうか ないかもしれません
自分で自分を生かしていくことになります

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