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ヴァイオリン講師の大塚です。
今回はヴァイオリンの仕組みを少しお話しようと思います。
まずヴァイオリンはこんな部品で出来ています。
画像で見えている板は表板、裏の板は裏板と言います。
音を出すと弦の振動が駒を通って表板や裏板に伝わり、空洞のボディが共鳴してヴァイオリンの豊かで華やかな音が生まれます。
空洞のボディと言っても、実は重要な柱が立っています。
中を覗いてみましょう。
重要な柱とは「魂柱」です。
駒の下辺りに表板と裏板を支えるように立っているこの棒は表板から裏板へ振動をしっかり伝えること。
ボディにハリを持たせる役目もあります。
この棒の位置が少しでも変わると響き方が変わってしまい、楽器にとってはまさに「魂」の宿った柱と言えるでしょう。
楽器と共にもう一つ重要なのが「弓」です。
弓本体は堅い木を用いますが、そこに張る毛は昔から馬のしっぽを使い、1本の弓に使う毛は160本から180本程度です。
その弓の毛に松の樹液を固めた「松脂」を塗ります。
粘着性なので、塗ると弓がしっかり弦をこすれるようになるということです。
ヴァイオリンのことがわかったところでどんな練習をしたらいいのか、
まずヴァイオリンは基本的に弓の動かし方(ボウイング)、左手の指の動かし方に分けられます。
ボウイングは弓を真っすぐに動かし、均等な圧、速さで動かすことが第一の目標です。
弓を真っすぐ使うというのは思いの外難しいので、自分のフォームを鏡で見ながら練習することをオススメします。
ボウイングはヴァイオリンの演奏において特に重要なことなので、まずは毎日開放弦でボウイングの練習をしてみましょう。
左手ですが、ヴァイオリンはギターのようなフレットがないので、どこを押さえたらどの音が出るのか、最初はわからないです。
ですので、まずは音階で音の位置を覚え、チューナーを使いながら、ひとつひとつの音が合っているか確認します。
それを繰り返していると段々位置を覚えるようになり、自然と正しい音が分かってくると思います。
ただ、このような練習も一人だとなかなか捗らないと思います。
一人一人に合った練習方法も違うので、ぜひレッスンで一緒にやってみましょう♪
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