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ヴァイオリン講師の大塚です。
今回は私が音楽大学へ進んだ経緯をお話ししたいと思います。
まずヴァイオリンを初めて持ったのは3歳の頃。
最初はただ習い事の一環として弾いていましたが、
しばらくして発表会に出るようになり、
物心ついた時には人前で弾く楽しさを感じるようになっていました。
5歳くらいから桐朋学園「子供のための音楽教室」に通い、
ヴァイオリンだけではなく、
音楽の基礎的な事を教わるソルフェージュの授業を受けたり、
ピアノのレッスンを受けたりしながら、
音楽に関わることは年々増えていきました。
転機が訪れたのは、小学校4年生で初めて全日本学生音楽コンクールに挑戦した時でした。
コン クールに出るために今までの何倍も練習しなくてはいけなくて、途中でもう辞めようと思っていました。
ですが、せっかくだからとりあえず予選だけでも受けてみよう、
それでダメだったら辞め ようと決めて、9月の予選に向けて夏休みに練習を頑張りました。
すると、なんと予選は通過!難関と言われているコンクールだったこともあり通過した時の喜びは大きく、
小学生ながらに達成感を感じ、一生懸命にやることの大事さを痛感しました。
この時から音楽の道で行こうと漠然と思い始め、高校受験する頃には迷う事なく、
当時習ってい た先生の出身校である桐朋女子高等学校音楽科を受験し、進学しました。
初めて受けたコンクールで予選に通っていなかったら、音楽大学には行っていなかったかもしれません…!
高校卒業後、そのまま桐朋学園大学に進み、友人たちと室内楽やオーケストラで演奏する機会が増え、音楽漬けの日々でした。
夏休みには海外の講習会に参加して外人の先生のレッスンを受けたり、
国内外のコンクールに挑戦したりして、色々な刺激を受けました。
大学3年生の時にドイツのコンクールを受けた事が、後の留学に影響しています。
卒業後、このまま日本で仕事をするかどうか考えた時に、
クラシック音楽はヨーロッパが発祥なのに、現地の文化や空気を直に感じないままで良いのかと疑問に思い、
やっぱり本場に住んで勉 強したいという気持ちが大きくなりました。
大学3年生の時に受けたコンクールでの繋がりもあり、運良くドイツ人の先生に見てもらえることになり、
大学を卒業して1年後、北ドイツのリュー ベックという街に留学することができました。
言葉も文化も違う国に来て初めの頃は戸惑ってばかりでしたが、徐々に慣れてきて、
様々な国の人達と一緒に演奏するようになると、今までと音楽の捉え方も変わっていきました。
心から楽しんで演奏している人達が多く、自然と音楽が生き生きしてくるのを目の当たりにし、
ああ音楽って いいなぁと幸せな気持ちになったりしました。
ヴァイオリンに関しては、気候や建物が違うと楽 器の響き方が全然違い、
やっぱりヨーロッパの楽器なんだと痛感したりしました。
色々なものを見て、聴いて、たくさんの事を感じましたが、
それをここに書いてしまうといつまでもこの記事が終わらないので(笑)、
最後に一言だけまとめると、
“音楽を楽しむ”
結局はこれに尽きるのではないかなぁと思います。
一緒に音楽を楽しみましょう♪
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