生き直しのために③ 親への愛着を手放す

ACにとって最も厄介な課題です
一番大好きなのに大嫌いな
一番愛しているのに一番憎い
一番愛して欲しいのに愛してくれない
心を掻き乱す存在
幼児期から 父母の危うい関係を
さまざまな暴力と依存と支配を見てきています
本能的に家族のメンバーの調和を図ろうと右往左往してきました
それは自分の命を守るためでした
大人になった今でも その嗜癖は続いています
それを手放すためには まず親への愛着を手放すことです
親との間で自他の境界がなかったのです
私は私 あなたはあなた をはっきりさせて
お互いに介入しない 介入されないようにします
親が介入しようとしたら はっきりNoと言いましょう
きっと介入されたい自分を感じることでしょう
そんな自分との闘いです
自分のことは自分で決める 自分の人生は自分だけのもの
親と同居していても 離れて暮らしていても 結婚して自立しているように見えても
親への愛着が残っていれば 何かあれば親の元へ戻ってしまいますが
ACの親は 子がいくら望んでも その愛着に応えてくれることはありません
この悲しみを乗り越えることができるでしょうか?

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