生き直しのために ⑬  外の世界と自分の位置

ACの対人関係の状態 といってもそれは普通に充実したものではありませんが
自分と他人の関係 お互いの位置 方向を見てみると これからのヒントが見えて来ます
自分を中心に 3Dの世界をイメージしてみましょう
プラネタリウムの 天空の中心に自分を置きます
そして自分と関わる他人の位置関係を 一人ひとりイメージします
親しい友人は どこに位置しているでしょうか 自分の目の前に? 少し離れて? 自分を向いてくれているでしょうか?
一番の存在である親は? 自分と同じ位置に? 自分の前に立ち塞がって? 自分の視界を遮っているでしょうか?
そうだとしたら 親に自分の場を明け渡してもらわなければなりません 自分がそこを譲ってはいけないのです
自分の世界の中心に自分を置くことが大切です 自分の世界では自分が主人公です
全く同様に 他者の人生の主人公はその人本人です 他人の人生は自分のものではありません
このことがイメージでき 理解できれば 自他の境界をはっきりさせることもできるでしょう
私と貴方とは違うのだ 私は貴方を尊重し 貴方は私を尊重する
私は貴方を愛するけれど 独占したり私物化はしない が分かるでしょう
ACは他者との対等・平等の関係が作れません 
無意識のうちに 相手の下に入り込むところがあります
相手が普通に 対等に向き合おうとしても 自分の側からそうしようとします
自分に自信がなかったり コンプレックスがあったり 過剰に自分を卑下したり 
という自分の側での問題があるのだと思います
これをやめるには やはり健全な自己愛を育てることです
自分で自分を愛する代わりを 他人に求めないことです 他人の評価で生きることをやめるのです

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