回復のために⑦ 自他の境界を分かる

ACの人間関係と距離感
他者との関係が上手く作れないのは 親の過保護・過干渉というものが大きくありました
子どものすべてを取り込んで支配・コントロールする親との関係でした
子が親離れできない 親が子離れできない
この関係性だけを学んで大人になります
自分と家族のメンバーとは「他人ではなく同一」が刷り込まれます
子どもは家族内の不安と恐怖で 親にしがみついていなければ命を落とします
子どもは自我を育て確立することを無意識にやめてしまいます 親が奪うのです
家族以外の他者とのコミュニケーションを学ぶことがありません
親は子を自分の分身どころか 自分そのものとして子を育て
子はそれが愛されている証だと受け止めて育ちます
一卵性親子 などと言われます
親子の間には「家族であっても他人である」という当たり前の認識が存在しません
親は子の内側にまでずかずかと入り込んで来ます
親はこうすることが愛だと思い込んでいます
当然ながらこの関係には自他の境界がありません
ACはここからの解放を目指すことになります
まず「私はこの世界に たった一人で存在している」ことを分かることです
家族やきょうだいや親戚がいても 「自分」という存在はひとつだということです
自分の人生の時間は 他の誰でもない自分のために使われる ということを分かることです
自分とそれ以外の他者は 違う人間なのだということを分かります
ACにとって「孤独」は 恐怖と不安以外の何者でもなかったのですが
孤独であることを受け入れ それを楽しむことができるようになります
今まで自分を縛り付けてきた家族 親と決別することを決めます

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