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ギター講師の仲田です。
先日は落合南長崎駅というところに初めて降り立ちました。
こちらが最寄駅の方はこの駅を一字一句噛まずに言えるのでしょうか…
さて、今この状態で何について書こうかと考えながらタイピングをしております笑
音楽について色々書くのはあまり好きではありません。
それはレッスンに来てくださった方に知ってもらいたい事ですし、ここではどんな講師どんな変遷を持って音楽にどんな姿で向かい合っているのかを垣間見える場所になればなあと思っています。
皆さんは桜と梅の花、どちらがお好きですか?
大抵の方は桜とお答えになると思います。
毎年春になると花粉症という恐ろしいものに襲われますが
桜を見られるので良いなあと思ってしまいます。
日本人の美学の中に刷り込まれた桜。
源氏物語にも
花宴という帖があります。
宴、そうです。
世は平安。
その頃から桜を見ながら騒ぎまくってます。
我が国の祖先もそんなことしてます。
DNAってやつです。
いつも通りのプレーボーイ能力を発揮した主人公はある女性と契りを交わしますが、彼女は決して名前を教えてくれません。
光源氏は再会を誓い、扇を交換し別れました。
現代風で言うとSNSのハンドルネームだけ教えてくれたけど
個人情報を特定できるものがあんまない感じです。
その後、偉~い人の宴に呼ばれたのですが
なんと再会を約束した雰囲気の女性が6名いらっしゃるw
キター♪───O(≧∇≦)O────♪
となった光源氏は和歌を詠んで探しまくります。
するとため息ついてる人、みっけたのですが
残念ながらいっぱい人いるし、偉い人の前なので渋々ナンパは諦めましたとサ。
というお話ですw
見事なクズですね。
何が言いたいか
その女性の詠んだ和歌に
うき身世に やがて消えなば 尋ねても
草の原をば 問わじとや思ふ
というものがあります。
やがて消えゆく浮世の世界。
あなたはどこの草原でも探せるの?無理っしょ?
逢えないから、マジで。
みたいな感じです。
大学受験では間違いの回答です。
こんなに弱い雨で桜は散ってしまうんだよ。
濡れた花びら手にとってゴメンね
とバックナンバーも歌ってますが、その通り。
契りを交わしたとしても、あなたへの想いというのは桜と同じで一夜だけのものであり、もう散ってしまい、私たちは出会うことはありません。
という事を花宴の後であった事も含めて書いている(らしい)です。
桜は一瞬の美しさとして表現に使われ、さらに瞬間的に散ることまでが一節でその儚さに日本人はDNAレベルで感情を揺さぶられています。
儚く散る事が美学であり
太く短い歩み
この美学は嫌いではありません。
なんども言うように日本人のDNAレベルで刷り込まれています。
では梅の花はどうでしょうか。
梅の花を題材にしたものって意外とないのです。
その中で一番好きなものを。。。
耐雪梅花麗
という故事があります。
学問の神様として知られている菅原道真が故郷を離れる際に詠んだ
東風(こち)吹かば
にほひおこせよ
梅の花
主なしとして
春な忘れそ
現代語訳
春の訪れを知らせるような東風が吹き始めたならば
梅の花よ、新春の香を放ちなさい。
主である私がいないからと言って、春を忘れてはなりません。
というものから来ています。確かw
桜は美しさの代償としての短命を表すのに対し
長く寒い冬の後に咲く梅の花は
さくらのような美しさはないものの
耐え忍び春の訪れを教えてくれる麗しさがあり、
その力は永く生き続くものとされてます。
まだまだ寒い日々が続く中に暖かい日差しや三寒四温にまで至らないけど、春の匂いを感じさせる時期は日本らしくて好きです。
我々日本人は桜を愛でる習慣はけっこうあるのですが、梅の花って中々スポットが当たりにくいなあと思っています。
梅の花の健気な美しさ、それの内包する控えめな前向きさも非常に風流なものだなあと思うのです。
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by ギター講師:仲田晋也
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