コラム~音楽は世界を救うという幻想~


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ギター講師の仲田です。
よく音楽は世界を救うなんて言われますよね。
世界を救う=戦争や紛争を無くす
という発想が多いようです。
そんなわけないじゃん!といつも突っ込んでおります。
音楽で地雷がなくなるのですか?戦争がなくなるのですか?
確かにコンテンツとして募金などをするために曲を作り売るというのは間接的には世界を救っていると思いますが
それは売り上げたお金であり、決して音楽というコンテンツが救っているわけではありません。
世界的に影響力のあったジョンレノンやマイケルジャクソンがいくら平和を歌っても戦争はなくなりませんでした。
世の中には売るほどカウンターカルチャーソングが存在します。
それがどれだけの人に届いたとしても、基本的に関係なく紛争は起こります。
たくさんの人を扇動することは出来たとしても政治や経済にまで影響を及ぼすなんて不可能なのです。
むしろ、政治や経済が音楽を使うことは多々あり、その場合はほぼ100%音楽は屈しています。
音楽の力ってその程度なんです。
前も申し上げました。音楽は、歌はもっと身近なものなんです。
音楽で世界的な規模の何か、自然災害などを止めることは絶対に不可能ですが
人の心を奥深くから癒す事ができるのが、実は音楽な気がします。
なぜか。
音楽には特定の言語を持たないメタメッセージです。
もちろん歌詞という言葉は存在しますが、知らない言葉の歌を聴いて涙を流したり、クラシックやジャズなどのインストミュージックを聴いて感動することはいくらでもあると思います。
音楽は言葉にできないコトバが多く内包しているのです。
音楽は人が創り上げるものです。ボーカロイドとかも流行っていますが、作詞作曲は人が成す行為です。
人が介在する以上、そこに目にも見えない耳にも聴こえない感情という厄介なものが纏わり付きます。
その厄介者が人の心にダイレクトに届く気がします。
厄介者が皆さんの琴線に触れたとき、音楽は大きな感動を呼びそして、人に喜怒哀楽の感情を起こさせることができます。
感情を起こさせるって凄いことです。
大抵、言葉でのコミュニケーションの場合に気を付けることは感情的にならないことだと思います。
理性という鎧があるので、それが可能です。相手の言わんとしていること、適切な対話が成り立ちます。
いちいち感情的になっていたら成り立ちません。脱線しかしない。。。
音楽はその感情に平気で進入してきます。恐ろしい程に…
音楽を聴いて泣いたことがある。
これは結構多くの人が経験していると思います。
それはきっと心の見えないわだかまりに触れたからです。
涙を流すと心が楽になると言います。
音楽はそうやって直接心に訴えかけて人を癒す事が出来る不思議な力を持っています。
音楽で世界は救えません。
でも、もっともっと身近な存在である人を楽にしてあげる力は大いに持っている気がします。
世界平和という見えにくいものよりも、隣の人が元気になる姿を見ていた方がハッピーです。
そういう小さな幸せのために手を差し伸べることができる音楽って凄いなあと思うのです。
いつの日か僕に全てを癒せるような歌を作る力をくれ
まさにそれだけのために音楽に邁進しているのが音楽家という生き物なのではないでしょうか。
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by ギター講師:仲田晋也