月別: 2012年6月

脚立から足を滑らせ転倒。
痛くて手を動かせない状態で来院。
骨片の転移はやや手掌側へ折れていた。
橈骨を整復し痛みが軽減したところで手首を整復。
手根骨にも異常がないことを確認。
彼は普段いちご作りで忙しく作業をしている。
念のためレントゲンで確認してもらうため、医師の同意を得るため近くの医院へ行ってくださいとお願いする。
整形外科でレントゲンを撮ったら麻酔薬を打たれ再度整復された。
午後再来院。
当院にて患部を氷冷できるように工夫した固定状態にする。
本日再度レントゲン写真を撮ってもらう。
固定状態は良好。
普通のギプス固定は２週間かかるが氷冷すると早く接着する。
手の腫れは自宅で氷冷したので内出血痕はあるがギプス固定の半分である。
次回まで（１週間）に骨片が少しづつ接着する予定だ。

体に障害のある方は多い。
転倒したが痛みは取れた。
足のむくみが気になる。
一般的には心臓、腎臓等の機能低下によって足のむくみが引き起こされる。
骨盤機能が低下しても足のむくみは起きる。
腰が曲がり最近食欲もなくなりよく躓く。
自宅での生活は大変苦労するようになってきたので施設へ入所。
以前と比べると元気がない。
しっかり自立歩行ができるようにと娘さんが当院へ連れてきた。
背中は９０度に近い曲がりだ。
むくみは両足首から足の指先までかなりパンパンにむくんでいる。
心臓、腎臓に機能低下はあると聞いてはいたが筋スクリーニングテスト。
骨盤の右側には、転倒時に受けた相当強い衝撃の痕が伺えるサインがはっきりと表れていた。
その他、首、背中、左骨盤、股関節のサインも確認。
整復した。
少し動きやすくなった。と本人が言った。
さあ冷却しようとしたところいやだと言われた。
説明したのに困ったなあと思っていたところ娘さんが即刻言ってくれた。
冷やさないと治らないよ。
嫌々ながら冷やし電気をかけた。
背中を起こしやすくなった。
もう一度確認し仕上げの整復。
テーピング処置
歩行指導。
元気に御帰還。
施設では食欲が出てきたそうだ。
次回の施術がが楽しみだ。