首が動かない

朝起きたら首が痛かった。
今まで2~3日で治っていたので大丈夫だろうと車を運転して仕事に出発。
運転していたらだんだん痛みが増してきた。
あまりに痛そうだったので仕事先で鍼を打ちその場をしのいだ。
自宅に帰ったら鍼効果は持続せず痛み再発症状悪化。
首を全く動かせなくなった。
娘に連れられ来院。
左右の耳温を計測した。
すでに発熱状態右37.4度左37.2度。
治療について説明し筋スクリーニング検査後施術開始。
なるべく痛みを感じないように少しづつ整復し関節可動域を戻した。
整膚をして皮膚と筋肉を緊張状態から正常に戻した。
電療により筋肉をゆるめた。
再度筋スクリーニング検査に基づいて整復。
テーピング処置後歩行指導。
生理歩行ができるようになったところでまた次回へ
本人はぼうっとしてきたと言った。
ようやく首の発熱状態が解ってきたようだ。
しっかり冷やしてゆっくり休んでください。
合掌

脊髄小脳変性症+腰椎分離すべり症

今から2年半前に腰椎分離すべり症の手術を受けた。
その後、脊髄小脳変性症を発病。
あまりに歩行する姿が苦しそうなので見かねた薬剤師が当院を勧め来院。
初検時、杖なし自立歩行できず施術室へ手を取り入室。
主訴を聞いた。
何度も転倒し腰から両足の趾先まで痛みと痺れが発生し眠れない毎日だと言う。
説明と同意を得るため筋スクリーニングテストを行う。
右半身に陽性反応(首、背中、骨盤)機能不全状態であった。
冷却し整復。
小脳変性による振えが見られたが歩行指導をした。
下半身の生理的な動かし方を忘れていたのでトレーニング。
ふらつきながらも自立歩行できるようになった。
氷冷した結果、痛みと痺れが徐々に取れてきた。
3ヶ月経った。
痛みは局所に残っている。
痺れは起床時に少し感じる程度まで改善されてきた。
歩行も大分自然に歩けるようになってきた。
月末、再手術をして分離すべり症の時につけた金具を外したいとドクターと相談するほどに回復した。
金具を外し更に病態が改善され元気になることに期待している。