今から2年半前に腰椎分離すべり症の手術を受けた。
その後、脊髄小脳変性症を発病。
あまりに歩行する姿が苦しそうなので見かねた薬剤師が当院を勧め来院。
初検時、杖なし自立歩行できず施術室へ手を取り入室。
主訴を聞いた。
何度も転倒し腰から両足の趾先まで痛みと痺れが発生し眠れない毎日だと言う。
説明と同意を得るため筋スクリーニングテストを行う。
右半身に陽性反応(首、背中、骨盤)機能不全状態であった。
冷却し整復。
小脳変性による振えが見られたが歩行指導をした。
下半身の生理的な動かし方を忘れていたのでトレーニング。
ふらつきながらも自立歩行できるようになった。
氷冷した結果、痛みと痺れが徐々に取れてきた。
3ヶ月経った。
痛みは局所に残っている。
痺れは起床時に少し感じる程度まで改善されてきた。
歩行も大分自然に歩けるようになってきた。
月末、再手術をして分離すべり症の時につけた金具を外したいとドクターと相談するほどに回復した。
金具を外し更に病態が改善され元気になることに期待している。