コラム~秋~


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ギター講師の仲田です。
皆さんは好きな季節はございますか?
僕は秋が好きです。
秋といえば食欲の秋、読書の秋、恋愛の秋などとご都合主義でなんでも~の秋に出来るのではないかと思う次第です。
それだけこの季節が日本人にとって心地良いものなのかなと思います。
しかし、秋というのが非常に音楽的で歌詞にも非常に季節感や哀愁の出せる季節です。
好忠集というところから一句ご紹介します(まずは和歌です。日本人ですから)
“身にさむく 秋の夜風の 吹くからに ふりにし人の 夢に見えつる”
訳;身を裂くような寒い秋の夜風が吹いたからでしょうか 私の元を去った恋人が夢に出てきました。
うん!まさに秋!
恋愛の秋なんて言われるのはずいぶん最近の話であり、元々は冬へ向かう物悲しさを失恋に例えたものが多いです。
それは
“あき”という語を
“秋”と“飽き”で掛けております。
掛詞ってやつですね。
私の元を去った恋人、“振りにし”には“私に飽きた”ということを意味します。
間違いなく詠んだの女性です。
なぜか。当時は男性が女性の元を訪れるというのが普通です。女性から逃れることが許される世の中ではございませんでした。
今の法律だったら全ての男性が裁かれてもおかしくない状況ですね!
現代っ子で良かった!
さて、そんな女の怨念を呼び起こさせる和歌!
実はフランスのシャンソンもそんな歌詞が多いのです!
シャンソンの秋の名曲といえば“枯葉(Les Feuilles Mortes、Autumn Leaves)”でしょう。
jazzの枯葉とシャンソンの枯葉は実はちょっと違います。
シャンソンではテーマの始まる前にその作品の背景が語られます。
シャンソンは3分間のドラマと言われる所以がその部分であり、音楽用語的にはバースといわれます。
フランス語を書くのもしんどいのでざっくり日本語でまとめると
過去の楽しかった思い出は北風に煽られ散っていく秋の葉のようにはかなく消え去るものだと歌っています。
女の怨念までは行きませんが、何よりも輝いていたはずのあの日もあなたは“あき”てしまった。
そしていずれ訪れる寒く孤独な冬を連想させます。
英語の歌詞も意味は違えど、こんな歌詞があります。
Since you went away the days grow long
And soon I’ll hear old winter’s song
But I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall
あなたが私のもとから去ってから1日が長くなった気がするの、古い冬の歌はもう時期かかるって言うのにね。。。
何よりもあなたが恋しい
枯れ葉が落ち始めるこの季節は…
そして日本語の歌詞もあるのです。
越路吹雪さんの歌詞がとにかく素晴らしいです!(岩谷時子さんの作詞です)
束の間燃え立つ恋に似た落葉よ
いつの日か抱かれて誓いし言葉よ
儚くただ散り行く
色褪せし、落ち葉
これはまさに“あき”られてしまった歌ですねw
国や文化が違えどだいたい似たり寄ったりの雰囲気があるのが面白いなあと思います。
ちなみに全く違うのもありますけどw
秋に共通するのが
短い秋の先にある長く寂しい冬
というニュアンスですかね。。。
なんとなく感覚的に理解できる気がします。
ここまで来ると恋愛の秋ってなんか違うんじゃねーか。。。とさえ思えてきます。
でも秋の恋愛って良いですよね。すごく切なくて歌になるのです。
気付けば秋の足音。灼熱の恋を冷まし、大人同士の歩幅合わせられずにいたの…(サラギの灯)
とかそんなニュアンスの歌詞いっぱいありますよw
皆さん、秋って好きですか?
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by ギター講師:仲田晋也