2017年も無事に終わります。
ブログはあまり更新できなくて、見に来てくれた皆さま本当にごめんなさい。
そしてぐるぐるにかかわってくれた皆さま、そっと見守ってくれた皆さま、本当にありがとうございました。
2017年は少し人数も増えて充実した年となりました。
どんな子が入ってきても「新しいタイプだなぁ」といつも感心してしまう私。
当然のことですが子どもはそれぞれ違います。同じ人間は二人といません。
一人一人が楽しく良い時間を過ごせるように、心をくだき工夫して共感して、離れてみたり、一緒に描いたり作ったり、ただ一生懸命やっていこうと思います。
2017年は「自由」という言葉について考えさせられることが多々ありました。
子どもたちが口にする「自由にやりたい」という言葉。「自由」は決まり事や枠をとっぱらって何でも思ったようにできるように感じられますが、本当に自由になると何を頼りにどうしてよいのかわからない・・・という道に迷いこみます。紙を前にして線を引く手も動きません。そこで「絵が嫌い」ということになり「工作なら得意だ」と思ってみたものの、実は工作は手順や作り方を一つずつ教わることで完成に近づくという安心感があるのですね。やり方頼みですけど、もちろんそれもいいんです。そんなステップを踏んで、いずれ何もないただの紙に自由な線を描いていきましょう。
結局、子どもたちは「自由」という言葉を使っているけれど正しくは何を求めているのだろうか?と考えていました。
失敗する自由。やってみたことが想像した結果にならなくてもやってみたい。失敗して作り直すのは時間がかかることだけどやるのは自由。転ばぬ先の杖より飛び込んでみたい。そんなことかなと思いました。
ただ、作品が「完成」という形にならないまま中断してしまうと作ることが嫌いになっちゃうらしいんです・・・これも避けたい。だから私もどうしたらよいか悩み続けるのでしょうね。
みんな図工が好きで、頭の中では「自由」ならすごいことができるはずだと思ってる。でも本当はちょっとだけ手助けが欲しい。ちょっとだけってとこがポイントなのかもしれません。
もう年を越してしまいましたね。
2018年も色々なことを考えたり、子どもの個性を尊重しながら、楽しく真面目にやっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。