小さい子が使うパレット

子供の使う絵の道具に関して思うことです。
就学前の年齢の子供にとって、水入れに水を汲んで、水彩絵の具を準備して、
絵を描いて、パレットや筆、水入れを洗って片づける一連の作業は結構大変なことです。
しかし、一人では中々しないことも少し年上の子たちと一緒なら同い年気分になって張りきって洗います。
中でも洗うのが一番大変なのはパレット。
各色を置いていく小さい仕切りの所はとても苦心してますね~
絵の具がはじっこに溜まってしまって、水をはじかせながらも頑張ってこちょこちょと洗います。
こんな小さな仕切りはいらないのにな・・・と思うんです。
いくつかの色を置けて、それらと混ぜる場所があれば充分。
そんなパレットないものかな~といつもつくづく思います。

スケッチ&ピクニックがしたい!

ぐるぐるは、いつもびっちり絵を描いているわけではありません。
もちろん、そのくらい集中してくれたら、言うことなしなのですが。
たまには、隣の公園でスケッチをする時もあります。
木炭とパンを持って、公園の遊具に座って周りの木や風景を描きます。
初めての子は、炭で描いた絵をパンで消すなんて!なにそれ!?って反応です。
お昼が近い時間だと「パン、ちょっと食べていい?」と聞いてきます。
「手が真っ黒だから、描き終わったら手を洗ってたべようね」といっても五分間隔で
「ちょっとだけ食べていい?」と聞かれます。常にパンの匂いも嗅いでます。
絵が終了して、水場で手を洗ってやっと食パンを食べると
「おいし~い、すごいおいしい」「外で食べるって最高」「またやりたい」と大喜び。
「どこで買ったの?」「普通にコンビニで買ったよ」「ウソ!どこ!」などと、いつものパンの味さえずっとおいしく感じるみたい。
ぐるぐるのスケッチ&ピクニックは、真冬でも、雪が降っても、やりたいそうです。
「外に行ったからって、遊ぶばかりじゃなくて、絵を描くんだよ」というと
「大丈夫、雪が降ったら雪の絵を描くもん!」と言ってくれちゃいます。
そこまでいうならね ^m^

幼児の美術のセンス

就学前の子は色んなことをします。
小学生も色々とやってみるけど、幼児の経験はもっと少ないのでこれをしたらどうなるか、というデータが少ないのでしょうね。
パレットの色もどんどん混ぜてみたり、絵を描きながら話しがどんどん広がっていったりします。
でも、その子的にはちゃんと理屈が通っていてこちらの提案が納得しないときは「うん」とは言いません。
さっきまで四次元空間のような世界の話しをしていたのに、急に「きりんさんは身体は大きいけど足はちっちゃいよ」などと
ごもっともなことを言ったりします。
また「ここをこうしたい」という表現したい気持ちを聞いてみると、どんな子も小さくても美術のセンスは持っているんだなって思います。