いわさきちひろドキュメンタリ―映画
「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」
上映と、この映画の監督である 海南 友子(かな ともこ)さんの講演会を聞きにいきました。
いわさきちひろの絵は、作者が亡くなって40年経った今でも、いたるところで見られます。
水彩をにじませた柔らかな絵とは反対に波乱の人生を生きた人でした。
厳しい両親、不幸な結末を迎えた最初の結婚、絵を志した27歳、松本氏との二度目の結婚、社会主義思想、反戦、
子供の夢、個人の幸せ、社会の平和を求める心、そして原発性肝臓がんのため55歳で亡くなりました。
自分の意思が認められない時代、を生きたちひろは「子供が夢を持てる社会であること」
を求めたのではないかと感じました。
周りの人いわく「ふんわりとした真綿でくるんだ鉄の芯」の人、まさにそんな言葉がぴったりきます。
絵はあまりにも有名ですが、どういう人であったかは知らなかった・・・
まず、そんな感想が浮かぶ映画です。
今年の夏にちひろの旦那様である、松本善明さんの書いたちひろの本を読んでから興味を持っていたところ
ドキュメンタリー映画を見られて良かったと思います。
カテゴリー: そのた
「子どもの美術」復刊
今朝、NHKで「子どもの美術」が復刊した、と伝えていました。
「子どもの美術」はかつて彫刻家の佐藤忠良さん、画家の安野光雅さんが作った小学校の図工の教科書です。
佐藤忠良さんは絵本「おおきなかぶ」の絵を描いた人です。
安野光雅さんは「はじめてであうすうがくの絵本」と言ったら見覚えがあるでしょうか。
出版した現代美術社は今はなく本も手に入りませんでした。
私はお借りした本をカラーコピーして手元に持ってました。
1986年の本で三十年以上経っての復刊だそうです。
その幻とも言える本が復刻されたというのは大変喜ばしいことです。
この本は子供にも大人にも胸の中の「?」に答えてくれます。
さっき、復刻ドットコムでさっそく注文しました~
本が届いたら、ぐるぐるの子供たちとじっくり見たいと思います。
八月も今日で終わり
八月も今日で終わりますね。
今年の夏はいくつかの新しいことにトライして充実した夏になりました。
八月の注目ブログにしていただいたこともそうだし
夏の集中講座やイベントの体験教室での新しいメニューも試みたこともそうです。
よく考えて準備して臨んでも子供の反応はその時々で違うもの。
子供は作品を作ることは大好きだけど、完成した作品は彼らの心の中ではすぐに過去のものになります。
参加した子が持って帰るものは作品ではなく、一時の「充実感」でいいと思います。
イベントでは私が準備しておく部分と、子供が創意工夫をして作る部分が合体して完成にたどり着きます。
自分はどこまで準備しておこうかな?と考えながら、割合を多くしたり少なくしたり、検討します。
今月は注目ブログということで、なるべくまめにアップしましたが、結局毎日はできなかった(T_T)
来月からまた以前のぐーたらブログに戻ってしまいそうですが、これからもマイペースで続けていきたいと思います。
マクスタッフの皆さん、どうもありがとうございました!
劇画 おばけのQ太郎のラストってご存知ですか?
15年ぶりに、居候してた家の男の子、大人になった「正ちゃん」にQちゃんは会いに来ます。
感動の再会を果たして、その後Qちゃんはしばらく正ちゃんと奥さんの暮らす家でごやっかいになるのですが・・・
くいしんぼうなQちゃん、「ごはんはいっぱいたべちゃうし、いびきはうるさいし(的なこと)」・・を奥さんが正ちゃんにこぼしているのをQちゃんは聞いてしまいます。
ショックで翌日はごはんを食べなくなるQ太郎。
それから昔の友達皆と再開します。そして野外でのうたげ。
正ちゃんはハカセから誘われます、独立しようと。
一度は独立の話しの乗る正ちゃんですが、奥さんのお腹にあかちゃんがいることを知って
独立はやめ会社員としてはりきって働くことにします。
Q太郎は子供の心のまま正ちゃんに話すのですが、もうかみあいません。
そして「みんな、もうこどもじゃないんだな」とつぶやいてQ太郎は飛んで去っていくのです。
ズッコケで食いしん坊で遊び相手を探しているおばけのQ太郎、他人とは思えません。
自分も、無垢な心でお絵かきして工作する仲間が欲しくてやってるのかも・・・と思うのです。