土曜日クラスは二週に渡って、動物をモデルに貼り絵をしました。
一週目は色紙作り。
思うがまま好きな色で好きなように筆を走らせました。
四季の色を作ったり、少ない色数でどれだけ多くの色を作れるか試したり、大中小の筆を使っていろんな線を描きました。
二週目は図書室に行き、動物の写真を自分で選びました。
魚、鳥、トナカイ、ラッコ・・・
鉛筆で下絵を描いたら、色の紙をあてて貼る形を写し取ります。
色紙をはさみで切ったり、指でちぎったりして貼っていきました。
「動物の実際の色ではなくていいんだよ~」と声をかけますが、写真の色につられます。
高学年の子は「全体をレトロな和風な色でまとめたい」、
幼稚園の子は「大きい魚はきれいな色で、小さい魚は黒い」などの
自分なりの意図を持って進めていました。
下絵も細かく描いた子は次回も貼り絵を続けます。
カテゴリー: 作品と教室の様子
スケッチ&ピクニックがしたい!
ぐるぐるは、いつもびっちり絵を描いているわけではありません。
もちろん、そのくらい集中してくれたら、言うことなしなのですが。
たまには、隣の公園でスケッチをする時もあります。
木炭とパンを持って、公園の遊具に座って周りの木や風景を描きます。
初めての子は、炭で描いた絵をパンで消すなんて!なにそれ!?って反応です。
お昼が近い時間だと「パン、ちょっと食べていい?」と聞いてきます。
「手が真っ黒だから、描き終わったら手を洗ってたべようね」といっても五分間隔で
「ちょっとだけ食べていい?」と聞かれます。常にパンの匂いも嗅いでます。
絵が終了して、水場で手を洗ってやっと食パンを食べると
「おいし~い、すごいおいしい」「外で食べるって最高」「またやりたい」と大喜び。
「どこで買ったの?」「普通にコンビニで買ったよ」「ウソ!どこ!」などと、いつものパンの味さえずっとおいしく感じるみたい。
ぐるぐるのスケッチ&ピクニックは、真冬でも、雪が降っても、やりたいそうです。
「外に行ったからって、遊ぶばかりじゃなくて、絵を描くんだよ」というと
「大丈夫、雪が降ったら雪の絵を描くもん!」と言ってくれちゃいます。
そこまでいうならね ^m^
幼児の美術のセンス
就学前の子は色んなことをします。
小学生も色々とやってみるけど、幼児の経験はもっと少ないのでこれをしたらどうなるか、というデータが少ないのでしょうね。
パレットの色もどんどん混ぜてみたり、絵を描きながら話しがどんどん広がっていったりします。
でも、その子的にはちゃんと理屈が通っていてこちらの提案が納得しないときは「うん」とは言いません。
さっきまで四次元空間のような世界の話しをしていたのに、急に「きりんさんは身体は大きいけど足はちっちゃいよ」などと
ごもっともなことを言ったりします。
また「ここをこうしたい」という表現したい気持ちを聞いてみると、どんな子も小さくても美術のセンスは持っているんだなって思います。