絵画教室の時間はリラックスが大事だと思っています。
人間の脳はリラックスしている時に面白いアイディアを生み出す、らしいです。
けれど、このリラックスが「おふざけ」や「だらけ」に繋がってしまうと・・・残念です。
緊張していては、うまく自分を出せないけれど、ふざけてしまっても何をしに来ているのかわからない時間を過ごすだけ。
やじろべえのように、左右にリラックスと緊張のバランスをとります。
このバランスがいつもうまくいくとは限りませんが・・・。
「絵を描くこと」は答えを求めるものではなく、技術を身に付けるわけでもないのですけど、
作業を通して、子供は子供なりに自分と向き合っていると感じます。
お父さんやお母さんとお出かけしたこと、お手伝いをしたこと、を絵にする愛情表現、
自分の好きな可愛いものやダークでかっこいいものを描いて自己表現すること、
想像の世界を絵にすることで心の内を形にすること、
対象をスケッチして、自分というフィルターを通した写実画を描くこと、
難しそうな工作に挑戦すること・・・etc・・・
どの自己表現も楽しく気持ちよく、葛藤もあるものです。
ただ無心に集中する時間が流れるだけ、というのが理想ですが
実際は休憩もとりながら、うまくいかないことに悩んで手が止まったり、横道それたりしながらやってます。
まだまだ未熟な私ですが、濃い時間を過ごせる絵画教室になるようにもっと向き合っていきます。