小さい子が使うパレット

子供の使う絵の道具に関して思うことです。
就学前の年齢の子供にとって、水入れに水を汲んで、水彩絵の具を準備して、
絵を描いて、パレットや筆、水入れを洗って片づける一連の作業は結構大変なことです。
しかし、一人では中々しないことも少し年上の子たちと一緒なら同い年気分になって張りきって洗います。
中でも洗うのが一番大変なのはパレット。
各色を置いていく小さい仕切りの所はとても苦心してますね~
絵の具がはじっこに溜まってしまって、水をはじかせながらも頑張ってこちょこちょと洗います。
こんな小さな仕切りはいらないのにな・・・と思うんです。
いくつかの色を置けて、それらと混ぜる場所があれば充分。
そんなパレットないものかな~といつもつくづく思います。

教えられること

ぐるぐるに来ている子供たちに教えられることは、数えきれないくらいたくさんあります。
レッスンでどんなことをしようか、と考えるときに
じっくりと絵と向き合うのはどうか?
楽しい造形遊びで息抜きしようか?
など新鮮に感じられるようなリズムやバリエーションをつけようと思っています。
楽しい造形遊びをするつもりで始めても、次第に展開をみせ、何度も自分の作りたい形になるまで挑戦して深い実践になることがあります。
私の話をよく聞き、実際にやってみようとする素直な子供たちの姿を見ていると、小さなことも簡単なことも深い・・と思えます。
やさしい筆の動きを繰り返すことが、ある日「この子がこんな絵を?」と驚く、大きな進歩を見せてくれたりします。
「信じて、受け入れて、やってみる」
教えてるんじゃなくて、教わっているんですよね。
もちろん子供だって「そんなのいいの、いいの」と自分のやり方だけで進めたい時もあるでしょう。
その時は思ったままやってください。そこにも何か答えがありますよ。
思ったことをやりたいから、来ているんですものね。

始めと終わりのあいさつ

ぐるぐるでは始まりに「よろしくおねがいします」と終わりには「ありがとうございました」と声を出してあいさつしています。
大きな声で始まるレッスンはとても気持ちのいいものです。
逆に、ふざけているときはやり直し。
カッターやのこぎりなど刃物を使うこともあるので、ふざけていると危ないです。
大きな声であいさつして創作の世界に入っていきましょう。
あいさつ、準備、制作、後かたずけ、あいさつまでがぐるぐるの時間です。

イメージを膨らませ、筆の練習に「動物の足跡」を描きました。