なんでもつくれる。なんでもかける。

ぐるぐるに来てくれている子ども達に、こんなふうになって欲しいと思っていることがあるとすれば。

何かを作る時にためらいなく作って欲しいな、というのがあります。

自分で書いた絵を見て「ヘタ」だからイヤになったりする経験ありますよね。

そこから「うまく描けないならやりたくない」に発展してしまう。

で、「絵は難しい」と。

でも、幼い子ほどそんなこと思わなかったりします。もちろん思う子もいるでしょう。

幼児から低学年くらいの子に「こういうの描ける?」って聞くとわりとすんなり「うん、描けるよ!」ってさらっと描いてくれます。

そして本当にそのとおりの絵になってる。描けてる。

先日、年中さんが履いていたカメの絵のビーチサンダルを脱いで手に持ち「今日、これ作る。これ作ろう。」って言うんです。

私は「う、うん。作ろうね」と言いながら「カメさんの絵を描きたいのかな…ビーサン作りたいのかな?」って迷ってました。

厚めの紙を出してビーサンを作ろうとしたのですが、結局その子は違うことを楽しげに始めてしまい、カメもビーサンも忘れた様子(笑)。

それでいいのですが。「これ作ろう」っていう一言に力があってすごいなと思いました。「作りたいものは作れる」っていう確信。

描きたいように描いて、作りたいように作る。

うまい、へた、じゃなくて。それをしたいと思ったら、そうしたらいい。

自分を許そう。