なんでもつくれる。なんでもかける。

ぐるぐるに来てくれている子ども達に、こんなふうになって欲しいと思っていることがあるとすれば。

何かを作る時にためらいなく作って欲しいな、というのがあります。

自分で書いた絵を見て「ヘタ」だからイヤになったりする経験ありますよね。

そこから「うまく描けないならやりたくない」に発展してしまう。

で、「絵は難しい」と。

でも、幼い子ほどそんなこと思わなかったりします。もちろん思う子もいるでしょう。

幼児から低学年くらいの子に「こういうの描ける?」って聞くとわりとすんなり「うん、描けるよ!」ってさらっと描いてくれます。

そして本当にそのとおりの絵になってる。描けてる。

先日、年中さんが履いていたカメの絵のビーチサンダルを脱いで手に持ち「今日、これ作る。これ作ろう。」って言うんです。

私は「う、うん。作ろうね」と言いながら「カメさんの絵を描きたいのかな…ビーサン作りたいのかな?」って迷ってました。

厚めの紙を出してビーサンを作ろうとしたのですが、結局その子は違うことを楽しげに始めてしまい、カメもビーサンも忘れた様子(笑)。

それでいいのですが。「これ作ろう」っていう一言に力があってすごいなと思いました。「作りたいものは作れる」っていう確信。

描きたいように描いて、作りたいように作る。

うまい、へた、じゃなくて。それをしたいと思ったら、そうしたらいい。

自分を許そう。

 

 

動物のさんぽ

筆使いの練習は、想像を巡らせて「動物のさんぽ」を描きます。動物の身体でなくあしあとがポイント。

「庭に小さな小さな動物がおさんぽにやってきました。それは何でしょう?どんなあしあとでしょう?」と言うと「あり!」とか思いついた動物を子どもが答えます。あしあとを想像して点々とかにょろにょろとか「羽があるから飛んだ」とか何でもいいのでとにかく何かしら始めます。動物は徐々に大きくなり、筆も太筆へと移動。楽しい想像と共に色々なタッチを経験します。

動物の足跡

高学年のAちゃんは几帳面でしっかり者。ただ絵を自由に描くことには苦手意識があります。

そこで試しにやってみたら「楽しかった!」そう。黒い紙には白を混ぜて不透明色にすることだけをルールにしました。人間やへびや大型猛獣も庭に遊びにきました。「パンダ」「ゾウ」「虫」「後歩き」とかいっぱいでてきます。

低学年でも高学年でも、一人でも数人でも盛り上がる。頭のなかには小さな縁側のある庭からジャングルのような庭まで広がってるのでしょう。

楽しかったらまたやりたくなるのが人間。またやろうね。大人はこんな素敵な絵、そうそう描けない。

 

●募集してる時間帯です(*^-^*)

小学生クラス

土曜日クラス(第1,第3)13:10~14:40 月2回

金曜日クラス(第2,第4)17:00~18:30 月2回

体験のご希望はkodomoguruguru@yahoo.co.jpまで

 

 

西城秀樹

リアルちびまるこちゃん世代にとって秀樹はすごいスターでした。

背が高くて脚が長くて、ハスキーボイスで、かっこいい。

10年以上前かな、スカパーで「夜のヒットスタジオ」の昔からの再放送をずっとやってて。

西城秀樹を観るのが楽しみでした。常連の歌手は何度も出るからかヒット曲以外も歌ってるようで新鮮な曲も聴けました。

薄い紫系のスーツに大きな花のコサージュとが鳥の羽のコサージュとか着けて、しっとりした曲を歌ってるのが素敵でしたね。

野性的で華があって王道のスター、ザ主役って感じですけど同時に清潔感を感じる人。

数十年前、桃井かおりさんのラジオで「秀樹っていい子なの。芸能界にいるのが信じられないくらい。コンサートでファンの子達がステージの下から秀樹のことを力いっぱいひっぱって「みんな本当にぼくのこと好きなのかな…」って落ち込んでた」みたいな事を言ってたのを覚えてます。

「愛と誠」とか漫画を実写しても漫画以上にカッコイイし、熱いし。秀樹はいいなと改めて思いました。

2度の脳梗塞後も辛いリハビリをがんばってものすごく努力されてたんですね。

復帰した姿をテレビで見ると、スターが病気後の姿を見せるのは勇気がいるだろうなと勝手に想像してましたけど、同じ病気をした人とかそうでなくても頑張っている人の励みになるといいなって思ってらしたそう。

もちろんご家族もいるし、本業の歌手として求められている存在でもありますけど。

子どもの時から見ていた人だしジャストな世代だからなのか、芸能人の訃報でしみじみと悲しいなって思ったのは初めて。

ご冥福をお祈りいたします。