今期は古典仕様。

こんばんは、びおら~1号です。
1月に入って、すでに2回の分奏がありました。
遅くなりましたが、弦分奏の様子をお届けします。
16日と23日は、
弦と 管・打楽器それぞれで分奏でした。
弦楽器は、両日ともトレーナー分奏。
まず16日は、フィガロとイタ奇と、
『英雄』の4楽章。
フィガロはfとpの切り替えが独特な部分と、
縦の線(音のタイミング)を合わせること。
イタリア奇想曲は、
ボウイングと、テンポの変わり目、
一部ニュアンスのつけ方など。

『英雄』では、みんなが事前の連絡であった通り
4楽章のつもりで始めようとしたら、
先生が1楽章のつもりで3拍子を振っていた・・・☆
なんてハプニングもありました(^^;)
ところで、今回の画像で、
弦セクションの並び方が変わったことに
お気づきになりましたか?
今回は「対向配置」といって、
ヴァイオリンの1stと2ndが向かい合う形になります。
モーツァルトやベートーヴェンの時代は
この並びが一般的だったようです。
今回のプログラムなら納得ですね。
練習の合間に、自分の席から
写真を撮ってみました。
右を見ると、1stヴァイオリンはいつも通り。
その隣にチェロが入り、
チェロの後ろにコントラバスが並ぶ予定。

左を見ると、2ndヴァイオリンがいます。
トップの席が客席側になるので、
2ndとチェロはちょっと勝手が違うかも。

あ、ヴィオラはいつもの席です。
でも、前・中プロではトップ交代~♪
ちょっとだけ楽させてもらいます。
チェロのトップは丸ごと交代みたいですけどね。
さて、画像は撮り忘れましたが、
23日は『英雄』の1~3楽章でした。
印象に残ったのが、2楽章の途中。
フーガ的な箇所が、バッハみたい。
個人的には、3楽章がガタガタ★
イマイチ調子悪かった上に、
もともとスケルツォは苦手なのよう・・・(T_T)
あ~、合奏が不安。
というわけで(?)、
明日は指揮者・福田先生の初合奏!
どんな感じになるやら、乞うご期待♪

変り種ホルン、集合~♪

こんばんは、びおら~1号です。
連休あたりに更新しようと思ってたのに、
体調を崩して寝込んでました(T_T)。
皆さま、風邪やらノロやらインフルエンザやら、
いろいろ流行りそうなので気をつけましょう。
さて、今回は久々に復活!!
《幕フィル的楽器紹介》シリーズです!
でも番外編・・・(^^;)
年末の初見大会の日に、ホルンの皆さんが
いろんなホルンを持ってきてたので、
ここで一挙に紹介します!
まずは、こんなのから。

(注:吹いてる人はクラリネット奏者)
普段オーケストラで見るものと、
なんだか違うのがおわかりでしょうか?
この楽器、「メロフォン」といって、
バルブを右手で操作することと、
そのバルブが「ピストン」(トランペットと同じ)
なのが特徴です。
昔(1960年台くらい?)には、小中学校などの吹奏楽で
ホルンの代わりに使われたりしたらしいです。
私も、現物を見たのは初めてかも☆
こちらが普通のホルン(フレンチホルン)。
上の写真と比べてみてください。

だいぶ違いますね~。
メロフォンは、全体にシンプルだし。
厳密にはフレンチホルンとは違う系統だとか、
いろいろあるようなんですが、
マニアックになり過ぎるのでこの辺で・・・。(^^;)
さて、今度はこんなのを。

ちっちゃい!かわいい!(^^)
でも、作りはちゃんとしたホルンですよ。
もうお一方、正面から見て。
(注:吹いてるのはチューバ奏者です)

最近、楽器店でたびたび見かけていたこれ。
「ポケットホルン」と言うようです。
小さい分、音域は普通のホルンより高く、
トランペットと同じBb管だそうです。
ここ数年で出てきた楽器のはずで、
「見た目でウケる」のが主な使い道でしょうか?!
そして、前回も載せたこの写真。
自分の楽器を抱えたまま
ポケットホルンを吹くT氏。

大きさの違いがよくわかります。
前回ちらっと触れましたが、
このT氏の楽器もフレンチホルンじゃないんです!
実際に吹いている様子がこちら。

これも、フレンチホルンより構造がシンプルです。
この楽器は「ウインナホルン」といい、
ウイーンフィルで伝統的に使用されています。
テレビで放送していた「ニューイヤーコンサート」で
見た人もいるかもしれませんね。
この楽器の特徴は、大きく二つ。
一つは、バルブがロータリーではなく、
「ダブルピストン」というシステムなこと。
レバーを押すと、二本一組のピストンが
同時に動いて音程を変えます。
・・・と、本などには書いてあるけど、
実は私もイマイチ理解できてません★
今ではウインナホルンにしか
使われてないシステムなんだそうですが。
とりあえず、見た目がけっこう違うので、
アップで写真を載せてみます。
こちらがウインナホルン。

横に六本並んだ管がそれのようです。
ダブルピストンの場合、ピストンの中にも
空気(息)が通るんだそうです。
(普通のピストンは、空気の通り道を変えるだけ)
で、こちらがフレンチホルン。

ロータリーは、丸い蓋の中にある
シリンダーが回転して空気の通り道を変えます。
・・・言葉だけだとわかりづらいですが、
こんな感じで違います。
そしてもう一つのウインナホルンの特徴は、
吹き口近くに、くるっと巻いた管があること。
これは、バロック~古典の頃に使われた
「ナチュラルホルン」の名残です。
トランペット編で紹介した
「ナチュラルトランペット」と同じく、
管を巻いただけの、バルブ無しの楽器。
ホルンの場合は、色々な調で演奏するために、
さまざまな長さの管を差し替えて
演奏していたそうです。
それがウインナホルンに残っているとか。
でも、管を差し替えることはほとんどないそうです。
というわけで、ざっくり説明しましたが、
なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
ホルンパートの皆さま、
(図らずも?)ネタ提供と、撮影のご協力
ありがとうございました♪
《幕フィル的 楽器紹介》の本編も、
そろそろ再開する予定です。
団員の皆さま、ご協力をお願いしますm(_ _)m
ではまた~♪