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ボロディンの交響曲第2番はハープが入るのよ

幕フィルがいつもお世話になっている
幕張コミュニティーセンターに
こいのぼりが!

4月21日日曜日は風がなかったんですねえ
こいのぼり、お休み中でした

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演奏会直前のこの日
ボロディンの1楽章から練習が始まりました。
弦楽器の皆様
ごーりごり、ばーりばりと
弾きまくっていて
一番後ろで聞きながら
感動してしまいました。

みなさん、28日はごーりごり弾きまくる
弦楽器の皆様の演奏を
聞きに来てくださいね!

管楽器がバリバリ演奏すると
どうも、下品な響きになりますけど
弦楽器はいいですなあって
もう、しつこいくらい弦オシしてます、はいTBS井です。

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ボロディンの交響曲第2番
初めて聞く曲、初めて演奏する曲でした。
幕フィルの過去の歴史でも、演奏したことないですね

ボロディンの作品を演奏したのは
1994年
第 1回定演 交響詩「中央アジアの草原にて」
1996年
第 6回定演 歌劇「イーゴリ公」序曲
2000年
第14回定演 歌劇「イーゴリ公」序曲
2004年
第21回定演 交響詩「中央アジアの草原にて」
2004年
第22回定演 歌劇「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」

なんと、記念すべき第1回目の演奏会に
ボロディン演奏してるんだー!けど
シンフォニーは演奏してないですねえ。

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この曲、ハープが入るんです。
ここ最近ハープのある曲演奏してなかったなあ。
ハープはいつものあの方
中村愛様です。
ハープの弦は47本の中村様です。
中村愛様のブログはコチラ

たのしみですね

ごーりごりのばーりばりの弦楽器に
美しいハープも加わって
幕フィルのボロディンどーなるんでしょうかっ!?

4月28日日曜日に千葉市民会館に来ればわかりますぞ!

お待ちしてますよ!

2019年4月28日日曜日

連休のハジメのほうですね。

13時半には来てくださいよ

14時には演奏始まってますからね!

第51回目の演奏会の詳細は

http://maku-phil.com/wp/concert

こちらをご確認ください!

 

世間話(あと19日)

だいぶ前の話なんですけどね
親戚の何かの集まりで
ばあちゃんのいとこの娘のダンナさんの甥っ子のハトコ
って人に 初めて会ったんですよ
何親等にあたるのか サッパリわからないけど
歳は近そうだし 気さくで話の楽しい人だったんで
その場でけっこう仲良くなったんです
聞けば 仕事は床屋さんをやってるらしくて
もうかりまっか? って訊いたら
ボチボチでんなぁ みたいな定番のやりとりも
ノリよく交わしたりしてたんですが

それからしばらく経って
その人が急に家までやってきまして
何の話かと思ったら ちょっとお金を貸してくれと
何やら訳ありっぽい顔つきだったけど
まあ 決して悪い人ではないし
大した金額でもなかったんで
返さなくていいよって 少しだけ渡したんです
当人はたいそうありがたがって
その日は帰っていったんですが
それからちょくちょく来るようになって
毎回ちょびっとずつ お金を無心するようになり
さすがにこれはいかがなものかと

…はいっ いつになってもオチが来なさそうなんで
ここらで強制終了っ
「せびり屋の理髪師」の小話でございました

あ すいません
ここまでの内容 全部ウソです

実際のオペラ「セビリアの理髪師」の方は
ストーリーを超かいつまんでいうと
高貴な身分の伯爵(性格もイイの)の恋路を
機転の利く雇われ床屋が見事アシストして
いろんなややこしい障害を乗り越えつつ
最終的にはやったぜ伯爵! っつー
痛快ラブコメディ とでも申しましょうか
(かいつまみ過ぎ)

とりあえず シリアスな方じゃなくて
笑っていい方のオペラなんで
ぜひ そんな心づもりで序曲をお聴きいただければっ

(ちなみに この敏腕な床屋さんの名前はフィガロ
あの「フィガロの結婚」(モーツァルト)のあいつです
やったぜ伯爵!のその後が知りたい方は要チェック)

AdobeStock_117560315 [更新済み]

Trp にゃべ @髪を切りました(知らんがな)

未完のススメ(あと31日)

ども 未完成人間にゃべです
ミカンせ〇じんではないです
いつのまにか3月も半ばです
だいぶ春めいてきた今日このごろ
卒業です
決算です
花粉です
新生活準備です
お花見準備です
本番まであとひと月です
というわけで 例のごとく
おしりの火が燃え盛ってきた幕フィルであります

まあ そうは言っても 今回の中プロ
シューベルト 交響曲第7番「未完成」
これもう ゆるゆるです
といってしまうと 語弊ありすぎですけども

だってね なんなんすか この「未完成」ってタイトル
あ もしかして 雑誌の連載企画だったのかな?
「第3楽章は次号へつづく」みたいなっ
そして 待てど暮らせど 次号が出ないという

しかも 第7番ってのも怪しくて
いち時期 第8番って言ってたとか言ってなかったとか
おかげで 有名な交響曲「ザ・グレート」まで
第7番だったり第8番だったり はたまた第9番だったり
いろんなところに影響して もう大混乱

けどねえ たぶんこれ
後世のわれわれが勝手に混乱してるだけで
シューベルトさんご当人は ただひたすらマイペースに
才能の赴くまま作曲活動していた結果なんじゃないかと
想像してみたり
(番号も「未完成」も 本人がつけたわけではありません)

だって なんか親近感沸きますもん
DIYブームに乗っかったものの 永遠に作りかけ状態の棚とか
意気揚々と始めたけど あえなく挫折したジグソーパズルとか
やるやるといいながら いっこうに片づかない部屋とか机とか
・・・
未完成だっていいじゃない だってにんげんだものっ(盗)

と 天才作曲家にのっかって
ちゃっかり自分のズボラを正当化することに成功(うひ)

あっ えーーと
シューベルトさんが作曲を中断した理由が
ズボラだったというわけではありませんので
(可能性はゼロじゃないけど諸説あって謎みたいです
興味ある方はレッツ検索)

第1、第2楽章だけなのに ある意味すごい完成度
演奏会の構成プログラムとして立派な重量感をもち
聴く人を充分満足させられる濃密さ
これを世に出さないのは余りにももったいないと尽力した
後世の人々の気持ちに100%共感していただけるような
そんな演奏ができたら本望であります

先日(3/11)の吉川先生全奏風景
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コントラバスがたくさん!(エキストラの皆様に感謝)
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9:45より前はナニしてたの?(ヒミツ)

【まくモン図鑑(広報編)】
・チラッシー 毎回ほんとハイクオリティ(自信満々)
・イーネ IT担当キャラ(SNSオンチとか言ってられない)

Trp にゃべ@花粉症だなんて認めないから

カウントダウン企画(あと6日)

ど どうも ごぶさたしておりました
6月に続き 9月も沈黙のうちに過ぎてしまった
「あの人は今」的 伝説ブロガーにゃべです
いやー 3の倍数が数えられない病だったのかもー
(自分で伝説とか言っちゃって しかもドイヒーすぎる言い訳)

今週末10/15(日)に本番が迫り
さすがに焦ったレジェンド(まだ言う)
せめてもの罪滅ぼしに 当日に向け連載を心に決めました

というわけで 「幕フィル演奏会の楽しみ方」について
6つのポイントを一日ひとつずつご紹介
あわせて注意すべきモンスターも図鑑に加えたいと思います
名称未設定-3

「幕フィル演奏会の楽しみ方」
ポイント1:演奏を味わう

王道といいますか あたりまえといいますか
そのために来ていただけるのが本望ではあります

ということで 今回のプログラム曲目の予告編です

・モーツァルト:「魔笛」序曲
完成・初演から226年め
そしてモーツァルトが35歳の若さで亡くなってからも226年め
作曲しながらも体調はすでに悪かったのかもしれませんが
物語の楽しげな雰囲気が凝縮された逸品
ただし一瞬で終わっちゃうので 14時前にホールへGO!

・シューベルト:交響曲第5番
完成から201年め(初演はナゾ)
とってもさわやかな気持ちいい曲調
でもラッパ失業中(いじいじ)
いいもん クラとボーンとテューバとパーカスとなぐさめ合うもん
クラシックの演奏会に来てるなー感が堪能できそうな名作
注)個人の感想です

・ブラームス:交響曲第2番
完成・初演から140年め
じっくり20年かけて完成させた第1番のあと
なんかふっきれた(推測)ブラームス氏が
避暑地にいって4ヶ月でぱぱぱっと作った第2番
キャッチーな旋律もありながらブラームスらしい厚さと渋さと…
あー いい曲だー 詳しくはウェブでっ じゃなかった
詳しくはホールで!
(百読は一に如かず)

世界中のプロアマが100年以上前から演奏してきた古典も
指揮者や奏者 その時々の状況によって
常に違うものになるという 不思議体験ツアー

クラシックに詳しい方 そうでもない方 初めての方
皆さまに気がねなく楽しんでいただけたら
奏者・スタッフ全員 この上ない幸せであります

ただし!
こんなモンスターがついてくるかもしれないのでご注意を

【まくモン図鑑(客席編)】

・クラガーリー パンフの曲目解説が暗くて読めない
・キキクラーベ 耳の肥えたお客様にはいろいろバレる(詳細略)

この連載企画 本番当日まで続きます
つづけます
たぶん

Trp にゃべ@幕フィルデビューはブラームス1番

浮上

読者の皆様 お久しゅうございます
しばらく潜伏しておりました にゃべであります
潜水距離が長い方がいいタイムが出るって噂ですが
確かに 長いこともぐり続けて やっと水面に浮上してきたら
すぐ目の前にゴールの壁が迫っていたっつう話で
バサロ泳法おそるべし!(何の話なのか)

てなわけで
幕フィルの本番がもう来週に迫っているっつうわけで

てなわけで ここへきてあわてて
これまでフランクとラフマニノフの陰に隠れぎみだった
ワーグナーのオペラ「ローエングリン」にも触れておきます

幕フィルが今回やるのは 第1幕への前奏曲
演奏時間にして10分くらいなんですけども
ほんとはこのオペラ 全3幕構成 全部で3時間半もかかる
ワーグナー先生肝煎りの一大スペクタクル
そのほんのさわりのところだけ取り上げるという
言うなれば 3分30秒の演歌の 最初の10秒だけ聴いて
ニッポンの心を味わっちゃうという趣向(なんと乱暴な例え)

これだけ聞くとドレミファドン!を彷彿とさせる企画なんですが
なかなかどうして これがねえ このイントロが ほんと 何ていうか

超濃密

 

物語のヒーローは 白の騎士ローエングリン 白じゃないのよ
素性を知らせず黙って戦うローエングリン これがかっこいいのよ
尊い『聖杯』を代々守っている 崇高な存在
第1幕への前奏曲は 聖杯の降臨を象徴する
高貴で神聖な まさに天上の音楽
美しい高弦の響き 荘厳なトゥッティ 渋いシンバル

俗世間の喧騒とは全く別次元の 聖なる10分間を
皆様と共有できるよう 一同 全霊で演奏いたします

ちなみに
曲が完成しても 大人の事情でなかなか初演できない中
ワーグナーのマブダチであったリスト(2歳上・イケメン)が
友のためならエンヤコラと立ち上がり 何とかお披露目が実現
二人の友情も崇高なもの…のはずだったんですが
その後 リストの娘さんをからめて
昼ドラも真っ青のどろどろエピソードがっ(ザ・俗世間)
いやー オトナってむずかしいね

Trp にゃべ@背泳ぎより平泳ぎが好きです