幕フィル的楽器紹介《コントラバス編》

お久しぶりの『幕フィル的 楽器紹介』です。
なかなかまとめ切れず、こんなに間が開いて(^^;
まぁ、気長におつきあい下さい。
さて、今回は《コントラバス編》です。

見ての通り、大きいです。人の身長以上。
この大きなボディから、
オーケストラの最低音域を響かせます。
この楽器は、いろんなジャンルで使われてます。
そのたびに呼び名が変わって、
吹奏楽だと「弦バス」「ストリングベース」。
ジャズとかだと「ウッドベース」なんて呼ばれたりしてますね。
そういう時って、けっこう
ピチカート(指で弦をはじく)が多かったりします。
吹奏楽だと、ポップス系の曲では
エレキベースに持ち替えちゃってたりするし★
でも、オーケストラでは圧倒的に
弓で弾くことが多いですね。
ただし、手元にご注目。(上の画像の手元を拡大しました)

手のひらが上を向く持ち方なんですね。
こう持つ弓は「ジャーマン式」と言います。
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロと同じ持ち方の「フレンチ式」もありますが、
日本ではジャーマン式が多いですね。
ジャーマンの方が、力強い音になるそうです。
違う持ち方の理由は、もしかして太い弦のせいかも?
いえ、単なる私の想像ですけどね。
なにしろ、コントラバスの弦って太くて張力が強いんです。
で、木のペグでは支えられないので、
金属製のギア構造になってます。

これは4弦ですが、5弦の楽器もあります。
それは、主に古典の曲でチェロと同じ譜面を弾く時、
チェロの最低音と同じC(ド)まで弾くためです。
(4弦なら、オクターブ上げて弾きます)
ところで、コントラバスを始めるきっかけって
「やりたい!」と希望した、わけじゃないようで・・・。
特に吹奏楽で始めた場合、
他の楽器が埋まってたとか、やる人がいなくて
「誰か弦バスやらない?」で、なんとなく決まったとか、
わりと受身みたいです。
実は私も中学の時、そのパターンで弦バス弾いてました。
4ヶ月ぐらいで他の楽器に移ったけど(- -;)
そこで続けた人、というかB氏の場合、
「クラシックの原曲を演奏してみたい」と
オーケストラにたどり着いたとか。
弦バスと違う 弦楽器らしさに戸惑いつつ、
やっぱり「きちんとはまると気持ちいい」んですね。
「モーツァルトやベートーヴェンが楽しい」のは、
低音で土台を支える役割がはっきりしてるから、
だったりして。
そういえば、今回(33回定期)の曲の中で
『新世界』の2楽章に見せ場がありますね!
中間部の、長いピチカート。
ベースであり、メロディのようでもある、
非常にオイシイ所です。頑張って~!
ちなみにコントラバスの場合、
楽器は団の所有のところが多いですね、
よその団体の募集を見ても。
個人持ちにするには、価格よりも
保管場所が問題になりそう・・・。
最後に、ネタ系画像2連発をどうぞ(笑)。
まずは、ミュートの大きさ比べ。

小さいほうはヴァイオリンのミュートです。
楽器が大きいと、ミュートもこんなに大きくなります。
そして、足長コマ星人。
(弦楽器・共通編を参照)

エキストラさんの、5弦の楽器のを
撮らせてもらいました。
4弦のより、横にも少し大きいはず。
(余談)
GWで帰省した弟から、
↑「それ、ジャミラだろ?」と突っ込まれました。
なんとか星人じゃなかった・・・★
で、では、コントラバス編は以上です。
次回をお楽しみに♪
(びおら~1号)