こんにちは、びおら~1号です。
気づけば、もう1月も下旬★
このカレンダー(自分の部屋の)も、
写真に写ってる日を過ぎてしまいました(汗)。
ちなみに、表紙はこんなのです。
というわけで、遅ればせながら・・・
お待たせしました!
(え?待ってない?)
以前 予告していた企画を、やっとスタートします。
題して『幕フィル的 楽器紹介』。
実際に演奏する人の視点を含めて、
オーケストラの楽器を紹介してみようという試みです。
そもそも これを考えたきっかけは、
意外と他の楽器の事を知らない人が多いこと。
そして、最近は楽器紹介の本もいくつか出てるけど、
楽器自体のメカニックな構造とか、
プロの視点でのエピソード紹介ばかり。
もうちょっと身近な話で、
アマチュア演奏家の気持ちや事情も
紹介できたら、と思った次第です。
それと、自分では楽器をやらないけど
何かの縁でこのブログを見てくれてる人に、
オーケストラを少しでも知って
興味を持ってもらえたら、とも思ってます。
ただし、あくまで幕フィル団員に
アンケート&取材した結果ですので、
その辺はご了承ください。
(だからタイトルが『幕フィル的~』)
さて今回は、各楽器を紹介する前に、
オーケストラにはどんな楽器があるか、
セクション(楽器の分類)別に
ざっくりと説明します。
まず、オーケストラの前半分にいる弦楽器。
(わかりやすいように、画像はアンサンブルのです)
この写真だと、左から順にヴァイオリン、チェロ(座って弾いてる)、
ヴィオラ、奥にコントラバス。
弓で弦をこすって弾くので、「擦(さつ)弦楽器」とも言います。
基本的に、楽器の構造と演奏の原理は
だいたい一緒です。(細かい話は各楽器のときに)
実は、楽器が大きくなるにつれて
弓は短く、太くなっていきます。
上からヴァイオリン用、ヴィオラ用、チェロ用、コントラバス用。
張ってあるのは、馬の尻尾の毛。時々張り替えます。
次に、弦楽器の後ろにいる木管楽器。
左から、フルート、オーボエ(楽器が隠れてる・・・)、
一つとばして赤い長い楽器がファゴット、そしてクラリネット。
木管楽器は、その名の通り木でできている・・・
と言いたいところですが、例外もあるので別の観点で。
唇以外のものを震わせて音を出し、
管の穴をふさいで音程を変えているのが木管楽器です。
フルートは、息を吹き込んで空気を震わせて音を出し、
他の木管楽器はリード(アシという植物の薄い板)を
震わせて音を出します。
リードの良し悪しが演奏を左右する面があるそうです。
フルートは金属製のが多いけど、上の理由と
元々は木でできていた(今もある)ので木管です。
そして、オーケストラではあまり使わないけど
サクソフォンも木管楽器なんですよ!!!
金属製だけど、吹き口はクラリネットと同じ形で、
たくさんのキイで音を変えてますからね。
続いて、後ろのほうに陣取る金管楽器。
左の三人がトランペット、あとは左から順に
チューバ、ホルン、トロンボーン。
唇を震わせて音を出し、
ピストン(主にトランペット)・ロータリー(ホルン・チューバ)・
スライド(トロンボーン)で管の長さを変えて音程を作ります。
長時間吹いていると、唇が痛くなってきて(バテて)、
特に高い音が出なくなります・・・。
そうそう、金属とはいえ軟らかい材質なので、
ぶつけると割と簡単にヘコミます。ご注意を★
最後に打楽器。
オーケストラで主に使われるのは、
この写真のティンパニですね。
他には、曲によってシンバル・トライアングル・
タンバリンなどの鳴り物系、
大太鼓(バスドラム)・小太鼓(スネアドラム)などの太鼓系、
グロッケン・マリンバなどの木琴・鉄琴系が入ります。
毎回、楽器の移動が大変そうです。
楽器を叩くバチ(マレット・スティック)で音色が変わるので、
いろんな種類を使い分けるようです。
・・・という感じですが、いかがでしょうか?
次回から、それぞれの楽器について詳しく紹介します。
トップバッターは、ヴァイオリンの予定です。
では、また次回~。