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練習開始~

A・オーボエです。
なんとなく思い立ってブログってます。こんにちは。
先週は分奏でした。
幕フィルではいつでも団員募集してるわけですが、
今回はホルンとチェロの見学者さんがきてくれました。
ありがとうございました~face02
私は管楽器なのでチェロさんの音を聴いてないのですけど、とってもお上手だったそうで。
仮入団制度を活用して、是非前向きに検討していただきたいものです。
ホルンさんも、先週の練習はホルン2本で大変だったかと思いますが、
頑張って吹いてもらえてとっても心強かったです~。
やっぱり中低音域が鳴ってると全然違いますからねぇ、これからもよろしくお願いします!
そして、ファゴットエキストラさん。
練習参加ありがとうございました!
大祝もよろしくお願いしまーす♪(^^)
これで路頭に迷いにくくなります、ほんとに。切実に。
ちゃくちゃくと秋の演奏会に向けて進行していきますよー
前回よりも今回、今回よりも次回、とステップアップしていきましょう。

秋の演奏会に向けての初合奏

はじめまして。この度ブログを担当させていただきます、びおら~1号です。
2号、V3(?)、アマゾン(?!)は いずこに…(笑)。
さて、12日は秋の演奏会に向けての初合奏、「初見大会」でした。
毎回恒例の行事ですが、いろんな人がいますからねぇ。
その曲を過去に弾いたことがある人、
曲は知ってるけど、弾くのは初めてな人、
そもそも曲を知らない人…。
メンバーの音楽歴・オーケストラ経験も様々だし、曲のイメージも(テンポなど)微妙に違ったりします。
そんなこんなで、やってみてどうなったかというと…
〈大学祝典序曲〉
けっこう、すんなり通りました!
途中、ファゴットのメロディの所を誰かが歌ったりしながら、止まらずに行けましたね\(^o^)/
で、時間があったのでもう一回♪でした。
〈ハイドン「軍隊」〉
こちらも意外とすんなり。
譜面がシンプルな分、これからは合わせる力が必要ですね。
個人的には、ちょっと新鮮な曲です。
というのは、ビオラは普段、管楽器ならファゴット・ホルン・クラリネットと同じ動きが多いのですが、この曲はフルートやオーボエと一緒だったりするんですよ。ちょっと楽しい♪
〈チャイコフスキー・交響曲第4番〉
やっぱり、これが大変でしたねぇ。
曲の途中でテンポが変わる(しかも「だんだん速く」とかある)と、それぞれのイメージで行っちゃったり、曲を知らない人は置いてきぼりだったり(汗)。
指揮をしたYさん、お疲れ様でした。
やっぱりチャイコフスキーは、ファゴットが欲しいですね。2楽章のメロディなんて、あの哀愁漂う音色は欠かせませんよね!代わりに吹いてたのは、トロンボーンでしょうか?
ちなみに、77小節目からは、ファゴットと一緒にビオラもいます(^_^;)
最後になりますが、今回の指揮はオーボエパートのお三方が、それぞれ降り番の曲を振ってくれました。ありがとうございましたm(_ _)m
さて、しばらくは分奏が続きますね。指揮者・須藤さんの合奏まで1ヶ月ちょっと…。
それまで、各自しっかり練習しましょう!
本番にはどんな感じになるか、今から楽しみですね♪

本番直前!

こんばんは。幕フィルA・オーボエです。
前日のゲネプロ練習から帰りました。
いよいよ明日、第31回定期演奏会の本番となります。
不安もいっぱい・・・むしろ不安しかない、気もしますが、
ここまできたら各人が音楽を純粋に楽しんで演奏するしかないと思います!
皆さん、指揮者に注目して心と音を一つにしましょう。
よろしくお願いします!

第31回演奏会 曲目解説その3

こんばんは、幕フィルA・オーボエです。
前回に引き続き、最終楽章の掲載です。
やっぱりまたまたこの記事も当団のトロンボーンAさん作となります。
前の記事を未読の方は、ぜひ前の記事も読んでみてくださいね(^^)
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ブラームス (Brahms)
■交響曲第1番ハ短調作品68
Symphony No.1 in C minor, op.68
第4楽章
第1楽章同様,立派な序奏のついた楽章です。主部は展開部のないソナタ形式で書かれています。この序奏部に出てくる素材が楽章後半の主部で使われるのも第1楽章と同じです。
序奏部は威厳あふれる堂々とした気分で始まります。続いて独特のリズムを持つピツィカートの部分になります。コントラ・ファゴットの低い音が入ったりしてちょっとグロテスクな印象を与える部分でもあります。木管楽器などを中心とした高揚感のある部分の後,ティンパニの連打になります。それが弱くなった後,有名なアルペン・ホルンを思わせるホルンのソロの部分になります。
このメロディは,ブラームスがクララ・シューマンに贈った歌曲の断片のメロディです(原曲はやはりアルペン・ホルンのメロディとのことです)。ちなみにこの歌曲の歌詞は「山の上高く,谷深く,私は1000回もあなたにお祝いのご挨拶をします」というもので,ブラームスのクララに対する情熱が溢れたものです。そういうつもりで聞くと非常に情熱的にも感じられます。このメロディがフルートに清々しく引き継がれていきます。
この部分では1番ホルン,1番フルートが主旋律を演奏しますが,その息継ぎの小節を各2番奏者が同じ音を伸ばしてサポートしているので,両者一体となって途切れることがありません。息の長い美しいメロディ・ラインを楽しめるような工夫がされている部分です。
その後,トロンボーンにコラール風の印象的なフレーズが出てきます。これも古い聖歌に基づくものと言われています。再度,アルペン・ホルンのメロディが出てきた後,この部分が静かに終わると主部になります。
ここで出てくるのがベートーヴェンの「歓喜の歌」に似ているといわれている第1主題です。この主題がヴァイオリンの低音から滑らかに出てくるのを聞くと曲の気分も晴れやかなものにパッと変わります。このメロディは第9と似ているといえば似ていますが,そっくりという感じでもありません。ブラームス自身も「愚かな人には何でも同じに聞こえる」と否定的に応えたそうです。似ているにしても似ていないにしても,良いものは良いという感じの素晴らしいメロディです。
その後は,このメロディにいろいろな動機を加えて熱気を帯びて進んで行きます。弦楽器が活発に動き回わり,再度アルペン・ホルンのメロディが出てきた後,ヴァイオリンに第2主題が出てきます。この主題は身をくねらすような動きのあるものでト長調で演奏されます。それに続いてオーボエに3連符を織り込んだ第2主題第2句が出てきます。その後,小結尾に入ります。ここではヴァイオリンに高揚感のある新しいメロディが出てきます。次々と高揚感のあるメロディが出てくる展開はこの楽章の大きな魅力です。
ここで一区切りが付くと展開部には入らず,第1主題に戻ります。この楽章は展開部がない代わりに,この繰り返しの部分で展開部的な様相を見せます。対位法的な音の絡み合いも見せ,大きな盛り上がりを見せます。アルペン・ホルンの主題が出てきた後,一息ついた後,第2主題がハ長調で再帰します。
再現部が終わった後,この曲全体のクライマックスであるコーダに入っていきます。爆発直前の緊張感をたたえながら,第1主題の展開が行われた後,「タッタカ,タッタカ」というリズムが出てきて,曲の推進力を高めていきます。そのクライマックスで,序奏に出てきたトロンボーンによるコラール風のフレーズが今度はトランペットなどを含めてさらに華やかになって再現されます。非常に効果的で格好良い部分です。ティンパニの決め所でもあります(このティンパニは単純に2発入れるのが楽譜どおりなのですが,少し前の時代の指揮者では華やかにドロドロドロと連打をさせている人もいたりします。)。
その後は晴れ晴れとした気分も出てきます。再度「タッタカ,タッタカ…」というリズムに乗って,時々,見得を切るように立ち止まりながら大きな盛り上がりを作って,力強く全曲が締められます。
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いかがでしたでしょうか?
曲を知ってる人は「うんうん、そうなんだよねぇ」って頷くところも多かったのでは?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
興味があったら是非、6/21の演奏会まで足をお運びください♪
最後に。
記事を提供していただいたトロンボーンAさんに感謝を。
最初に文章をいただいたとき、Aさんの、音楽に対する想いが感じられて圧倒されました。
掲載にご協力いただき、ありがとうございましたm(__)m

第31回演奏会 曲目解説その2

こんばんは、幕フィルA・オーボエです。
前回の続きを掲載します。
もちろん、この記事も当団のトロンボーンAさん作です。
前の記事を未読の方は、ぜひ前の記事も読んでみてくださいね(^^)
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ブラームス (Brahms)
■交響曲第1番ハ短調作品68
Symphony No.1 in C minor, op.68
第2楽章
ホ長調で書かれた三部形式の楽章です。重い第1楽章の後ですので,地味な印象がありますが,次第にロマンティックでうっとりした気分に入っていきます。ここでも主要なメロディは第1楽章の序奏の半音進行と関係があります。まず,ヴァイオリンとファゴットによる半音進行を含む独り言のような主題で始まります。その後,しばらくしてオーボエに非常に美しいメロディが出てきます。弦楽合奏による陶然とするような美しい部分が続いた後,動きのある中間部に入っていきます。
ここでもオーボエが細やかなメロディを演奏し,クラリネットが引き継いでいきます。経過的な音型が続いた後,フッと静かになりティンパニがドロドロドロと小さく演奏します。続いて,陶然としたメロディが出てくる辺りは,ドイツのロマン派音楽の味わい深さの見本のような感じです。
その後,最初の部分に戻りますが,今度はコンサート・マスターが大活躍します。オーボエが吹いていた美しいメロディをホルン,ヴァイオリン,オーボエで演奏します。ホルンがソロで美しく演奏した後,楽章の最後の部分では,完全にヴァイオリンが主役となり,そのまま宇宙の中に静かに消え入るような感じで楽章が結ばれます。
第3楽章
古典派交響曲の第3楽章といえば,スケルツォとはメヌエットというのが定番ですが,そのどちらでもない音楽です。新しい発想の第3楽章といえます。第2楽章同様全曲の中では地味目ですが,音の動きはこちらの方があります,
曲はまず,軽快なクラリネットで始まります。このメロディにはホルンの対旋律も絡んでいるのがブラームスらしいところです。これが変奏曲のような感じで繰り返された後,クラリネットが短調の動きのあるメロディを演奏します。再度,最初の軽快な部分に戻った後,中間部に入っていきます。
ここでは「ン,タタター」という「運命の動機」が執拗に繰り返されるのが印象的です。この動機に「タララー」「タララー」という下降音型の2回繰り返し音型が絡みます。こちらの方は「死の動機」といわれています。この音型はブラームスの他の曲でも使われています。運命と死の絡み合いという,意味深の雰囲気ですが,全体としてはそれほど深刻ではありません。
その後,最初のクラリネットの主題が戻ってきて,第1部の再現となります。この部分では,すでに第4楽章を暗示するような落ち着いた気分になり,静かにフッと終わります。指揮者によっては,インターバルを置かずにそのまま第4楽章に移っていく場合もあります。
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次回は最終章を掲載します。
お楽しみにicon01